つらじろ仔ぎつね
私はクロ。
生まれは知らないが、赤子のころに取っ手のついたカゴに入れられて泣いていたそうだ。泣いてたのは、落ちた柿が頭にごつんと当たったから。
母をたずねて三千里、俗物として浮世を渡り歩く白狐。
新宿の片隅、上野のパンダ、吉原の女郎小屋、日本一の電波塔。
キツネとネコとオオカミとタヌキ親父 なんでもアリな魑魅魍魎どもの奇天烈で平凡で耽美な日々。
平成末期・混沌の大団円。
※自殺などのワードやそれに触れる過去話があるのでご注意。
表紙イラスト:おすし様
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