「お前には価値がない」と婚約破棄されたので、自分をオークションに出品してみた

世界中の貴族が集う華やかなオークション付きの夜会で、
公爵令嬢シルヴィアは王太子から突然の婚約破棄を言い渡される。

「お前には価値がない」

侮辱と嘲笑の中、家族からも勘当されるシルヴィア。
――けれど彼女は、静かに一歩を踏み出した。

「出品番号に追加を。
 “元公爵令嬢シルヴィア・フォン・アルトレイン”。
 条件は、落札者の望む形での雇用……婚姻も可で」

嘲りの視線が集まる中、予想外の入札が次々と飛び交い、
やがて現れたのは隣国ヴァルディア帝国の第一王子。
そして落札価格は――誰も想像しえない桁へ。

捨てられたはずの令嬢が、世界を揺るがす“最高値”へと変わるとき、
彼女の人生は静かに動き始める。

「シルヴィア。君の席は、すでに用意してある」

これは、価値を奪われた令嬢が、
本当の居場所と、たった一人の伴侶を手に入れる物語。
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