心霊詐欺がバレかけた没落令嬢ですが、 なぜか鋼の騎士に「先生」と呼ばれて幽霊事件に巻き込まれています
前世の記憶を持つ没落男爵令嬢ブレナンには、ひとつの秘密がある。
弟の学費を稼ぐため、催眠術を使って「死者に会えるふり」をしていた――のだが、
ある日その詐欺を調べに来た王都一の堅物騎士・スミス様に試したところ、
本物の幽霊が出てきてしまった。
どうやらこの方、桁外れの魔力で無自覚に「死者を呼び出す魔法」を習得してしまったらしく。
しかも全部、私の力だと思い込んでいる。
「先生の能力は、本当に素晴らしい」
――違います、それはあなたの力です。
真直ぐな尊敬の眼差しが、詐欺師の良心にじわじわと刺さる。
本当のことを言えないまま、二人は王宮の怪異、殺人事件の真相、
都市に広がる噂の怪異へと巻き込まれていく。
「先生はどうして、そんな不思議なことを知っているんですか?」
堅物で真直ぐで、困ったほど真剣なその人が、
いつの間にか、私の嘘をひとつひとつ溶かしていく気がして。
怪異よりも、あなたの視線の方が、ずっとずっと怖いのです。
弟の学費を稼ぐため、催眠術を使って「死者に会えるふり」をしていた――のだが、
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