この世界に来た“俺”は全員発狂する——次は俺の番だ

【選べば何かを失う世界で、全部壊すことを選んだ男の話】

「その日、一人の青年を犠牲に、世界は救われた」

———だが、それは“俺”じゃない。

この世界に来た“俺”は、例外なく発狂する。

次に壊れるのは、俺だ。

気がつけば俺は、神話生物が“当たり前にいる異世界”にいた。
しかも精神交換によって、この世界の“俺”と入れ替わっている。

部屋に残されていた一冊の手記。

『何番目かわからない僕へ』

そこに書かれていたのは、最悪の事実だった。

———この世界に来た“俺”は、例外なく発狂する。
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