えぞのあやめ
(ひとの操を踏みにじり、腹違いとはいえ弟の想い女を盗んだ。)
(この報いはかならず受けよ。受けさせてやる……!)
戦国末期、堺の豪商今井家の妾腹の娘あやめは、蝦夷地貿易で商人として身を立てたいと願い、蝦夷島・松前に渡った。
そこは蝦夷代官蠣崎家の支配下。蠣崎家の銀髪碧眼の「御曹司」との思いもよらぬ出会いが、あやめの運命を翻弄する。
悲恋と暴虐に身も心も傷ついたあやめの復讐。
のち松前慶広となるはずの蠣崎新三郎の運命も、あやめの手によって大きく変わっていく。
それは蝦夷島の歴史をも変えていく・・・
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