乙女ゲームの世界に池ポチャした

「王子が死ぬだと!? この無礼者! ようやく分かった、城に置いておくだけ無駄だ」

あぁ……神よ。 どうやら私の異世界ライフは唐突に詰んでしまったらしい。

乙女ゲームのヒロインは諦めてのんびり異世界でスローライフに切り替えますか。

「ねぇー!ウィンストン!! どこにいるのですかー!」

私の最推しであるアレクサンダーを見捨てて? そうか、見捨てるのか。 見捨てれば良いじゃないか。 どうせ一夜限りの夢なのだ――

(んなことできるかぁぁぁぁ!! 私の推しよ!? 私が池ポチャした時も、なんの躊躇いもせずに助けてくれた最高な人よ!? んなのオバチャン助ける選択肢しかないじゃないの!!!)


そのためには先ず! この若返った身体を活かして……王子の通う学園への侵入を考えないとね! 私が無事だったらだけど!!

「ちっ……ウーロン! 先にこの女を馬車へ運んでおけ!決して、アレクサンダー王子に見られるんじゃないぞ!……王子様! 少々お待ちくださいね! すぐに向かいます」

一旦、この男の攻略に関しては後回しにした方が良さそうである。
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