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15話
アゼル殿下がいつの間にか居ないことに、私は寂しさを覚えてしまうも納得してしまう。
今まで私を蔑んでいた陛下や王子達、貴族達が称え始めて、聖女の補佐になるよう命令してきた。
アゼル殿下以外は今まで私を蔑んでいたからこそ、この手の平を返す状況が嫌になったのかもしれない。
私もこの場に居る人達が不愉快で……最後に、聖魔力を見せつけようとしていた。
聖魔力を使い、私は背中から白い翼を左右に生やすと……魔法に長けた貴族が、感激した様子で叫ぶ。
「あれは聖魔力による翼!? 膨大な魔力を宿していなければ維持できないも、あの数値が正しければ扱えてもおかしくありません!」
聖魔力の翼、白翼魔法による飛行は、聖女の伝承にあった伝説級の魔法で……武器として使用したり、空を飛ぶこともできる。
私がこの魔法を使ったのは、アゼル殿下の魔道具が正しいと証明したいからだ。
貴族達は驚きながらも、歓喜した様子で話をしている。
「アゼル殿下の魔道具の凄さが証明されたな! そのアゼル殿下はどこに?」
「先ほどまでは居たのですが……証明できたから十分だ。用があると言ってこの場を後にしています」
私の推測通り、貴族達が手の平を返すこの状況が嫌になっているのでしょう。
飛行魔法は珍しく、更にそれが聖魔力によるものだから、白い翼を発生させた私に対して歓声があがる。
そして――私の前にルオドラン陛下がやって来て、満面の笑みを浮かべながら。
「聖魔力の翼を発生させることができるとは……シャロン、お前の力は素晴らしい! 聖女ではないが聖女と同じ地位を与えようではないか!!」
ルオドラン王の叫びによって訓練場が大歓声に包まれている中――私は宣言した。
「陛下……私に聖女の地位を与えると言いましたが、必要ありません」
「そうか。今までと同じで構わないとは殊勝だな!」
「いいえ――私は、この国から出て行きます」
私が断言すると――訓練場に居る人達の歓喜していた表情は一変して、全員真っ青になっていた。
今まで私を蔑んでいた陛下や王子達、貴族達が称え始めて、聖女の補佐になるよう命令してきた。
アゼル殿下以外は今まで私を蔑んでいたからこそ、この手の平を返す状況が嫌になったのかもしれない。
私もこの場に居る人達が不愉快で……最後に、聖魔力を見せつけようとしていた。
聖魔力を使い、私は背中から白い翼を左右に生やすと……魔法に長けた貴族が、感激した様子で叫ぶ。
「あれは聖魔力による翼!? 膨大な魔力を宿していなければ維持できないも、あの数値が正しければ扱えてもおかしくありません!」
聖魔力の翼、白翼魔法による飛行は、聖女の伝承にあった伝説級の魔法で……武器として使用したり、空を飛ぶこともできる。
私がこの魔法を使ったのは、アゼル殿下の魔道具が正しいと証明したいからだ。
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「アゼル殿下の魔道具の凄さが証明されたな! そのアゼル殿下はどこに?」
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