忌み子として生まれた侯爵令嬢は、義姉の婚約相手のもとへ無理やり嫁がされましたが、なぜか相手が違うようです
アメル侯爵家当主と側室の間に生まれたオリビアは、継母や義姉から疎まれ、父親からも愛されずに育った。そんな彼女の唯一の味方は、従者のノアだけだった。
しかし十二歳になっても一族の証である〝炎の魔術〟を発現できず、ついには地下牢へ閉じ込められてしまう。
そこでオリビアは、自分に魔力がないのではなく、一族とはまったく異なる特殊な魔術を持っていることに気づく。
それから数年後。
義姉のもとへ、〝王国の影の支配者〟と噂されるブランシェット公爵家との縁談が舞い込む。
しかし、五十歳を超える当主にはすでに何人もの妻がおり、その多くが消息不明だという。
縁談を嫌がった義姉の身代わりとして、オリビアが嫁ぐことになるが――。
彼女は密かに決意していた。
どれほど恐ろしい場所でも必ず生き残り、その力を利用してみせる。
すべては、自分から大切なものを奪ったアメル侯爵家を、この手で潰すために。
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