白烏は黒狼に名を捧ぐ

〝二十歳を終える時までに……〟

 そんな風に思って覚悟を決めてきたのに、こんなギリギリになってあなたに出会うなんて―――


 しがない庶民のレイ。
 何故か、ハウゼン・サルトミラ大公殿下にお買い上げされました…(?)

 あまりにも好きを全面に出してくるハウゼンに、レイは戸惑いながらもつい流されてしまう。

 でも、互いに共通の秘密を抱えていることを知ってから、その気持ちは急速に一つの形を作り始めて―――


「ハウゼンは、今俺に感じている気持ちを……いつまで変わらずに持っていられるんだろうね…?」


 明らかに惹かれているくせに、なかなかその一歩を踏み出せない。
 その理由には、ハウゼンが知らない大きな秘密があって……

 様々な種族が生きる世界で、たった一人だけと紡がれる愛の物語。

 純白か、漆黒か。
 種族のしがらみに苦しむレイに、ハウゼンは―――
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