あなたにおすすめの小説

スルドの声(共鳴) terceira esperança 表紙

スルドの声(共鳴) terceira esperança

 日々を楽しく生きる。  望にとって、それはなによりも大切なこと。  大げさな夢も、大それた目標も、無くたって人生の価値が下がるわけではない。  それでも、心の奥に燻る思いには気が付いていた。  向かうべき場所。  到着したい場所。  そこに向かって懸命に突き進んでいる者。  得るべきもの。  手に入れたいもの。  それに向かって必死に手を伸ばしている者。  全部自分の都合じゃん。  全部自分の欲得じゃん。  などと嘯いてはみても、やっぱりそういうひとたちの努力は美しかった。  そういう対象がある者が羨ましかった。  望みを持たない望が、望みを得ていく物語。
ライト文芸 完結 長編
文字数:270,933
千紫万紅のパシスタ 累なる色編 表紙

千紫万紅のパシスタ 累なる色編

 文樹瑠衣(あやきるい)は、サンバチーム『ソール・エ・エストレーラ』の立ち上げメンバーのひとりを祖父に持ち、母の茉瑠(マル、サンバネームは「マルガ」)とともに、ダンサーとして幼い頃から活躍していた。  周囲からもてはやされていたこともあり、レベルの高いダンサーとしての自覚と自負と自信を持っていた瑠衣。  しかし成長するに従い、「子どもなのに上手」と言うその付加価値が薄れていくことを自覚し始め、大人になってしまえば単なる歴の長いダンサーのひとりとなってしまいそうな未来予想に焦りを覚えていた。  そこで、名実ともに特別な存在である、各チームに一人しか存在が許されていないトップダンサーの称号、「ハイーニャ・ダ・バテリア」を目指す。  二十歳になるまで残り六年を、ハイーニャになるための六年とし、ロードマップを計画した瑠衣。  いざ、その道を進み始めた瑠衣だったが......。 ※表紙はaiで作成しています
ライト文芸 完結 長編
文字数:141,007
スルドの声(交響) primeira desejo 表紙

スルドの声(交響) primeira desejo

小柄な体型に地味な見た目。趣味もない。そんな目立たない少女は、心に少しだけ鬱屈した思いを抱えて生きてきた。 高校生になっても始めたのはバイトだけで、それ以外は変わり映えのない日々。 ある日の出会いが、彼女のそんな生活を一変させた。 出会ったのは、スルド。 サンバのパレードで打楽器隊が使用する打楽器の中でも特に大きな音を轟かせる大太鼓。 姉のこと。 両親のこと。 自分の名前。 生まれた時から自分と共にあったそれらへの想いを、少女はスルドの音に乗せて解き放つ。 ※表紙はaiで作成しました。イメージです。実際のスルドはもっと高さのある大太鼓です。
ライト文芸 完結 長編
文字数:186,897
GALGORITHM〜うち、共感とかできなくても解決できるし〜 表紙

GALGORITHM〜うち、共感とかできなくても解決できるし〜

派手なブロンドの巻き髪。 ネオンピンクのリップ。 ストーンまみれの長いネイル。 本体よりも主張の強いチャームだらけのスマホ。 どこにでもいそうなわかりやすいギャルの神子沢南は、感情豊かなギャル文化にあっては、異質な存在だった。 著しく共感性に欠けているミナミは、観察眼と論理性で人の心を理解していた。 感情に左右されないミナミが、情報と理屈で事件や課題を解決する、そんなお話。
現代文学 連載中 長編
文字数:65,047
【完結】痛いのは、歯だけじゃない 表紙

【完結】痛いのは、歯だけじゃない

その子は、痛いと言わなかった。 我慢することに慣れてしまった子どもたちが、 ひとり、またひとりと訪れる歯科クリニック。 そこにいるのは、 容赦なく現実を突きつける歯科医・鬼崎。 「逃げるな。」 その言葉の先で、 彼は“本当の痛み”に向き合う。 ーーー痛いのは、歯だけじゃない。 これは、見過ごされてきた痛みを、 ひとつずつ拾い上げていく物語。
ライト文芸 完結 長編
文字数:85,772
君と、桜色の放課後 表紙

君と、桜色の放課後

登場人物 朝倉 美咲(あさくら みさき)16歳 高校1年生。写真部所属。人前では明るいが恋愛には奥手。スマホで日常を撮るのが好き。 白石 陽翔(しらいし はると)17歳 高校2年生。サッカー部エース。優しく誰にでも親切で学校中の人気者。 西園寺 凛(さいおんじ りん)16歳 美咲の親友。恋愛経験豊富で美咲を応援する。 黒田 悠真(くろだ ゆうま)17歳 陽翔の親友。ムードメーカー。
青春 完結 短編 R15
文字数:80,195
46歳のおじさん、左遷後に人生最大のモテ期到来 表紙

46歳のおじさん、左遷後に人生最大のモテ期到来

46歳、左遷。 沢村健介が飛ばされた先は、若く優秀な女性ばかりが集まる大手飲料メーカーの花形部署――営業第三課だった。 社内の派閥争いに背を向けた男に、居場所はない。 冷ややかな視線を浴びながら、健介は『冴えないおじさん』を演じ続ける。 だが、誰も彼の本当の顔を知らない。 圧倒的な営業力、卓越した交渉術、そして誰にも真似できないPCスキル。 社内に並ぶ者のいない凄腕営業マン――それが、沢村健介という男の本当の姿だった。 失敗続きの新人。プライドの高い若手エース。結果だけを見るクールな美人課長。 壁にぶつかる彼女たちを、健介はさりげなく救っていく。 それが自分の実力だとは悟らせないまま。 やがて彼の本当の実力と、優しさ、大人の余裕に気づいたとき――彼女たちの視線が、変わり始める。 能あるおじさんは、爪を隠す。 見下していた者たちがその意味を知るのは、もう少し先の話。 痛快お仕事ドラマ×大人のオフィスラブ。 ──────────── 【主な登場人物】 沢村健介(46歳) 営業第三課へ左遷された『冴えないおじさん』。実は営業・交渉・PCすべてが規格外の凄腕。 星野佳奈(23歳) 失敗ばかりの新人社員。追い詰められたところを健介に救われ、誰より早く彼の正体に気づき始める。 佐々木澪(25歳) 営業第三課の若手エース。実力に見合ったプライドを持ち、健介を戦力として一切数えていない。 霧島玲奈(38歳) 若くして抜擢されたクールな美人課長。徹底した結果至上主義で、健介の配属を歓迎していない。
ライト文芸 連載中 長編 R15
文字数:31,588
スルドの声(嚶鳴2) terceira homenagem 表紙

スルドの声(嚶鳴2) terceira homenagem

何かを諦めて。 代わりに得たもの。 色部誉にとってそれは、『サンバ』という音楽で使用する打楽器、『スルド』だった。 大学進学を機に入ったサンバチーム『ソール・エ・エストレーラ』で、入会早々に大きな企画を成功させた誉。 かつて、心血を注ぎ、寝食を忘れて取り組んでいたバレエの世界では、一度たりとも届くことのなかった栄光。 どれだけの人に支えられていても。 コンクールの舞台上ではひとり。 ひとりで戦い、他者を押し退け、限られた席に座る。 そのような世界には適性のなかった誉は、サンバの世界で知ることになる。 誉は多くの人に支えられていることを。 多くの人が、誉のやろうとしている企画を助けに来てくれた。 成功を収めた企画の発起人という栄誉を手に入れた誉。 誉の周りには、新たに人が集まってくる。 それは、誉の世界を広げるはずだ。 広がる世界が、良いか悪いかはともかくとして。
ライト文芸 完結 長編
文字数:269,455