あの日散った命が現代に遺した、人間ドラマ『撃墜された偵察機と72年後に起きた奇跡の物語』
将来の進路に迷いながら大学の教育学部に通うひとりの青年は、ある日、自分が海に沈んでいく夢を見た。そんなある日、大学の講演会で元海軍航空隊の生き残りである92歳の老人と出会う。老人は青年の顔を見るなり、動揺し涙を流した。実は、青年の容姿は、昭和20年4月6日、偵察機「彩雲」と共に激戦の空へと散った老人をかわいがってくれた隊長と瓜二つだったのだ。
同時に、青年の同級生である女子学生の祖父もその偵察機で共に戦死した搭乗員であることも判明する。
72年の時を経て、かつての搭乗員たちの魂と血脈が現代のキャンパスで交錯する。なぜ自分に戦死者の記憶があるのか? なぜ彼らは出会ったのか? 軍の公式記録では隠された「特攻」の真実と、生き残った者が抱え続けた贖罪の念、そして時を超えて果たされる魂の再会と和解を描く、文学作品です。高校生や大学生の皆さんにも読んでもらいたいと思います。
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