特攻隊員は生きることを望んだ「70年後の約束」
昭和20年6月。
知覧基地の特攻隊長だった川島少尉は、出撃直前の空戦で墜落し、生還する。しかし激しい衝撃で記憶を失ってしまった。
そんな彼の前に現れたのは、特攻から逃亡したとされる部下の松原伍長だった。
軍は二人に懲罰的な特攻の再出撃を命じる。
だが、記憶を失った川島は次第に気づいていく。
若者たちを死へ送り出す特攻作戦の理不尽さに。
そして出撃の日。
川島は松原だけでも生き残らせようと、ある決断を下す。
戦後を生き延びた松原は、その恩を胸に90年の人生を全うした。
やがて松原の孫の洋平は、祖父が生涯探し続けた「命の恩人・川島少尉」の消息を追い始める。
特攻隊員として散ったはずの男と、生還した男。
70年の時を超えて結ばれた約束の物語。
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