アシェンプテルの悪夢 - 前章 -
人間と獣人が共存する国、カデリア。かつてその国を支配していた人間は、古くから王家に使える獣人の謀反によって衰退の道を辿る。
200年の時を経て、人間が劣等種として扱われるようになった現代。獣人達は新しい階級制度を始め、上流階級となった肉食系亜種の横暴な法整備により国の秩序は乱れきっていた。新たな法の制定により駆除対象となった人間たちは日々死と隣り合わせな生活に怯えながら、獣人から身を潜めて暮らしていた。そんな中、一人の少女もまた、獣人から逃げるように小さな家屋でひっそりと暮らす。少女は幼い頃から家族を亡くしていた。家族という形に深い憧れを持つ少女の前に、ある日優しく手を差し伸べる一人の男が現れる。彼は美しく、優しげな微笑みで少女を自らの屋敷へと誘うのだった。それは少女にとって救いの手かのように思えたが、しかし少女の気づかぬ内に、残酷な運命の歯車は回り始めていた。
人間である一人の娘に執着した獣人の男がどんな手を使ってでも娘を手に入れようとするお話。
残酷なシーン少しあります。
基本シリアスです。
ハッピーエンドになるかは未定です。
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