開けてはいけない
舞台は、山間部の寒村。
この地域には、ある怪異の噂がある。
「夜、扉の向こうから身内の声で『開けて』と言われても、絶対に開けてはいけない。それは声を真似る魔物(擬態する何か)だ」
母子家庭で母親が仕事の都合上ほとんど会えない主人公の健太は、幼い頃から祖母にそう言い聞かされて育った。
「魔物は記憶も読み取るから、二人だけの秘密の話も知っている。だから、絶対に騙されてはいけないよ」と。
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