瀏亮に響く光子 ―記憶の座標―【観測するまで、運命は定まらない。実在する科学が描くSF】
――光子は、観測されるまでひとつに定まらない。
二千年前、隕鉄に刻まれた一対の記憶が、今、同じ座標で読み出されようとしていた。
世界自然遺産の奄美大島。
光弥子は巨大商社の幹部候補でありながら、離島勤務を望んだ理由を誰にも語らない。
彼女を海で救ったのは、緋色の瞳を偏光レンズで隠した赤毛の男・カイト。その秘密を彼もまた明かさない。
追いかけてくる噂、胸に残る白い痕、そして瞳の奥に揺れる遠い日の影。
ふたりの出会いは、偶然か、必然か――それとも、記憶が導いた座標か。
量子の縺れ、天から落ちた光、地に眠る龍の鱗。
伝承と物理が響き合う――恋と宿命の長編SF。
⋆・゜゜・.━━━━✦ ☽ ✦━━━━・゜゜・.⋆
奄美大島と信州・伊那谷を舞台に、量子物理・歴史・民俗・伝統工芸を織り込みました。
難しい予備知識は要りません。ひとりの娘とひとりの青年の物語として、そのまま読み進めていただけます。
理科が苦手だった方には量子論の不思議と美しさを、宇宙や科学を愛する方には物語の奥に潜む理を――そんな二つの願いを込めて書きました。
⋆・゜゜・.━━━━✦ ☽ ✦━━━━・゜゜・.⋆
物語はすでに完結しています。現在、Web公開用に整えながら、毎日少しずつ更新しています。
途中で止まる心配はありません。どうぞ末長く、この星に眠る秘密へ近づいていく物語を、見守ってください。
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