月夜のナースコールは、愛の告白
「恋なんて自分には縁がない」
仕事に追われる日々を送る、夜勤看護師の遥(はるか)。彼女の唯一の安らぎは、深夜の病院の屋上で過ごす静かな時間だった。
そこで出会ったのは、入院患者でミステリアスな青年・蒼(あおい)。
「君の笑顔は、月の光みたいだ」
詩的な言葉で、恋に臆病になっていた遥の心の扉を優しく叩く彼に、遥は次第に惹かれていく。
屋上での秘密の逢瀬は、かけがえのない時間となった。しかし、遥は知ってしまう。彼の穏やかな笑顔の裏に、「手術成功率が極めて低い」という過酷な病の現実が隠されていることを。
彼の前では「光」でいたい――。そう決意し、笑顔の仮面を被る遥。だが、蒼の容態は悪化し、ついに運命の夜が訪れる。
規則を破り、彼を月下の屋上へと連れ出した遥が聞いた、命がけの愛の告白。そして、交わした一つのキスに込められた想いとは。
奇跡を信じる二人の、切なくも温かい恋の行方を描く、感動のラブストーリー。
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