【短編】 獅子に魅入られた男
国のあちこちに散らばって伝わる民話があった。
たいした知名度のない民話だったが、「もしかすると建国神話かもしれない」という、砂糖を煮詰めたシロップのように甘く魅惑的な疑惑つきで、民に広く知られることとなった。
なぜならこの国の第一王子みずからが、民話の翻訳を改めたからである。
王太子である第一王子が、このあやしげないきさつの民話につけた題は、『獅子に魅入られた男』。
さて、『獅子に魅入られた男』とは、いったい誰のことなのだろう。
たいした知名度のない民話だったが、「もしかすると建国神話かもしれない」という、砂糖を煮詰めたシロップのように甘く魅惑的な疑惑つきで、民に広く知られることとなった。
なぜならこの国の第一王子みずからが、民話の翻訳を改めたからである。
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さて、『獅子に魅入られた男』とは、いったい誰のことなのだろう。
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