探偵尾賀叉反『鉄仮面党の黙示録』
いつの頃からか、彼らはこの世に誕生した。体に動植物の一部が発現した人間《フュージョナー》
その特異な外見から、普通の人間に忌み嫌われ、両者は長きに渡って争いを繰り返した。
そうして、お互いが平和に生きられる道を探り当て、同じ文明社会で生きるようになってから、半世紀が過ぎた。
――十六年前。子どもを連れた一人のフュージョナーが教会に逃げ込み、そして行方知れずとなった。匿われていたはずの教会も焼け落ち、今はない。そうして焦土となった一地帯は、時を経て巨大な街となった。
《ナユタ》と呼ばれる街に。
ナユタ旧市街で探偵業を営む叉反の元に、因縁あるヤクザ、天霧が訪ねて来る。
いなくなった彼の飼い犬探しを仕方なく引き受けた叉反だったが、調査の過程で、フュージョナーの少女神沙紀と出会う。
時を同じくして、街には鉄仮面党を名乗る集団がやってきていた――……!
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