裏切られた騎士は、隣国で暗躍し反撃の時を待つ〜10年の時を超えて〜

 能力を使った代償で眠っていた間に、大切な人が全員殺されていた騎士の青年──アーキルトは、復讐を誓った。何故あの人達が死ななければならなかったんだ。何故まだお前達は生きているのか、と。人が死ぬと特殊な能力を持った“鉱石”が遺る世界で、青年は死んでしまった親友の石を抱いて、涙を流す。

 大切な人を殺された美しい青年と、大切だったはずの人に裏切られた美しい少女が出会い、復讐する相手は違えども二人はお互いの為にできることはやると約束してから、一年。物語は、今幕を開ける。

 これは、大義と復讐と人の心と、戦いの物語である。


 ──日常と戦場の間を、生きていく。


※昔別サイトで投稿していたものですので、検索すると出てくると思いますが投稿者は同一人物です。
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