会ったこともないけど好きなひとの話をしていたら、先輩の反応がだんだん不自然になってきた。

 養護院で才能を見出され、魔法学院に入学したソロモン。
 支援者の“エルヴァスティ伯爵”に、毎月欠かさず手紙を書いていたが、一度も本人と会うことはなかった。

 最後の手紙で勇気を出して「会いたい」と伝えたものの、返事はなく、それっきりに。
 傷心のまま働き始めた魔法研究所で、学院の二学年上の先輩と再会する。


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表紙写真:花と手紙のフリー素材 https://www.pakutaso.com/20131049302post-3428.html
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