嘘つき女とクズ男
「は?」
「ですから婚約を解消してください」
カトリーヌは自分を蔑ろにして浮気を繰り返すグレアムとの破談を望んでいるが相手は一向に応じない。
執着しているのはカトリーヌ本人にではなく彼女の実家の莫大な資産にである。
成り上がり子爵と馬鹿にするくせに一家で集る図々しい侯爵家。
国有数の豪商であるカトリーヌの父親もグレアムの父に弱味を握られていて頭が上がらない。
そこでカトリーヌは次の手に出ることにした。
親友キャサリンと考えた冗談にすぎない馬鹿馬鹿しい計画に。
「私、死んだんですの」
「は?」
「一回死んで戻ってきたんですの」
「馬鹿馬鹿しい嘘を吐くな」
そう思うよね、だって嘘だし。
「どうやって死んだと思います?」
構わず話を続けるカトリーヌ。
「アナタに殺されたんですよ」
うっそりと笑うカトリーヌに顔を引き攣らせるグレアム。
「私はアナタと結婚したんですけど、・・・邪魔になったんでしょうね。
殺されちゃったんですよ。
悶え苦しみながら呪いの言葉を叫んだわ。
最後の力を振り絞って。
そしたら今朝起きたら時間が巻き戻っていましたの。
どうします?
このまま行けばアナタは犯罪者ですけど」
「ですから婚約を解消してください」
カトリーヌは自分を蔑ろにして浮気を繰り返すグレアムとの破談を望んでいるが相手は一向に応じない。
執着しているのはカトリーヌ本人にではなく彼女の実家の莫大な資産にである。
成り上がり子爵と馬鹿にするくせに一家で集る図々しい侯爵家。
国有数の豪商であるカトリーヌの父親もグレアムの父に弱味を握られていて頭が上がらない。
そこでカトリーヌは次の手に出ることにした。
親友キャサリンと考えた冗談にすぎない馬鹿馬鹿しい計画に。
「私、死んだんですの」
「は?」
「一回死んで戻ってきたんですの」
「馬鹿馬鹿しい嘘を吐くな」
そう思うよね、だって嘘だし。
「どうやって死んだと思います?」
構わず話を続けるカトリーヌ。
「アナタに殺されたんですよ」
うっそりと笑うカトリーヌに顔を引き攣らせるグレアム。
「私はアナタと結婚したんですけど、・・・邪魔になったんでしょうね。
殺されちゃったんですよ。
悶え苦しみながら呪いの言葉を叫んだわ。
最後の力を振り絞って。
そしたら今朝起きたら時間が巻き戻っていましたの。
どうします?
このまま行けばアナタは犯罪者ですけど」
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