あなたにおすすめの小説

幼なじみの方が大事だと言われたので、私は婚約者を降ります 表紙

幼なじみの方が大事だと言われたので、私は婚約者を降ります

伯爵令嬢リシェルは、侯爵令息エドワードの婚約者として、長年彼を支え続けてきた。 社交の調整、侯爵家との付き合い、夜会での立ち回り。 婚約者として必要な役目を果たしてきたつもりだった。 けれど、エドワードが最優先するのは、いつだって乳兄妹のフィオナだった。 体調を崩したと聞けば予定を変えて駆けつけ、夜会でも当然のように隣へ立つ。 「昔から家族同然なんだ」 そう言って、エドワードは何度もリシェルへ理解を求めてきた。 侯爵夫人だけは、そんな息子を何度も諫めていたけれど――本人は、自分がどれほどリシェルへ甘えているのか、まるで分かっていなかったのだ。 そして、ある日。 「フィオナは俺にとって特別なんだ。君とは違う」 その言葉を聞いた瞬間、リシェルはようやく気づく。 ああ、この人は最初から、私を一番に選ぶつもりなどなかったのだと。 ですから、もう結構です。 そこまで乳兄妹の方が大事なのでしたら、私は婚約者を降ります。 リシェルが去ったあと、エドワードは少しずつ思い知っていく。 自分がどれほど彼女に支えられていたのかを。
恋愛 完結 長編
文字数:235,032
私を冷遇した侯爵様、三年が経ちましたので離縁いたします! 表紙

私を冷遇した侯爵様、三年が経ちましたので離縁いたします!

侯爵家へ嫁いで三年。セザリーヌは夫であるベルトランから「愛せるわけがない」と冷遇され、愛人のオランプからは陰湿な嫌がらせを受ける日々を送っていた。しかし、セザリーヌは決して屈しなかった。なぜなら、この婚姻は「三年経っても愛せなければ離縁する」という約束のもと結ばれたものだったからだ。 三年目の朝、セザリーヌは完璧に整えられた離縁状を置いて、未練なく屋敷を去る。 身一つで国境の美しい村へ向かった彼女は、身分を隠した隣国の若き大公ジスランと運命的な出会いを果たす。セザリーヌの傷ついた心は、ジスランの情熱的で甘い溺愛によって少しずつ溶かされていく。 一方、有能な妻を失ったベルトランの侯爵家は、それまでセザリーヌが陰で支えていた雑務や領地管理がすべて滞り、崩壊の一途をたどる。やがて王宮の夜会で再会したとき、すべてを失った元夫は愕然とする。セザリーヌこそが、かつて自分の命を救ってくれた「初恋の少女」であり、自分を陰から支え続けてくれた唯一無二の存在だったと知るが、時すでに遅し。彼女の隣には、世界で一番彼女を大切にする極上の旦那様が寄り添っていた。
恋愛 完結 短編 R15
文字数:57,170
「妹の方が伯爵夫人に相応しい」と捨てられたので、私はもうあなたの失敗を止めません 表紙

「妹の方が伯爵夫人に相応しい」と捨てられたので、私はもうあなたの失敗を止めません

「伯爵夫人は君より妹の方が相応しいと思っている」 婚約者ジュリアンの仕事を三年間支えてきた子爵令嬢エレナは、妹のアメリアを新たな婚約者にしたいと告げられる。 失敗の可能性に気づき、問題が起きる前に備える。 けれど、何も起きなければ、その仕事の価値は誰にも見えない。 前向きで迷いのない妹を選んだジュリアンに、エレナは婚約解消を受け入れた。 もう、あなたの判断は私の責任ではありません。 その後、侯爵家の嫡男セドリックは、エレナの「念のため」を心配性ではなく、前へ進むために必要な意見として受け止める。 一方、順調に見えたジュリアンとアメリアの事業では、小さな見落としが少しずつ積み重なっていく…。 これは、見えなかった仕事の価値をめぐる、静かな逆転の物語。
恋愛 連載中 長編
文字数:66,506
貴方達から離れたら思った以上に幸せです! 表紙

貴方達から離れたら思った以上に幸せです!

「君の妹を正妻にしたい。ナターリアは側室になり、僕を支えてくれ」  信じられない要求を口にした夫のヴィクターは、私の妹を抱きしめる。  私の両親も同様に、妹のために受け入れろと口を揃えた。 「お願いお姉様、私だってヴィクター様を愛したいの」 「ナターリア。姉として受け入れてあげなさい」 「そうよ、貴方はお姉ちゃんなのよ」  妹と両親が、好き勝手に私を責める。  昔からこうだった……妹を庇護する両親により、私の人生は全て妹のために捧げていた。  まるで、妹の召使のような半生だった。  ようやくヴィクターと結婚して、解放されたと思っていたのに。  彼を愛して、支え続けてきたのに…… 「ナターリア。これからは妹と一緒に幸せになろう」  夫である貴方が私を裏切っておきながら、そんな言葉を吐くのなら。  もう、いいです。 「それなら、私が出て行きます」  …… 「「「……え?」」」  予想をしていなかったのか、皆が固まっている。  でも、もう私の考えは変わらない。  撤回はしない、決意は固めた。  私はここから逃げ出して、自由を得てみせる。  だから皆さん、もう関わらないでくださいね。    ◇◇◇◇◇◇  設定はゆるめです。  読んでくださると嬉しいです。
恋愛 完結 長編
文字数:159,235
夫は私を愛していないそうなので、遠慮なく離婚します。今さら引き止められても遅いです 表紙

夫は私を愛していないそうなので、遠慮なく離婚します。今さら引き止められても遅いです

王妃付き護衛騎士である夫に、「お前を愛したことはない」と告げられた。 理由は単純。 愛などなくても、仕事に支障はないからだという。 ──そうですか。 それなら、こちらも遠慮する必要はありませんね。 王妃の機嫌、侍女たちとの関係、贈り物の選定。 夫が「当然のように」こなしていたそれらは、すべて私が整えていたもの。 離婚後、少しずつ歯車は狂い始める。 気づいたときにはもう遅い。 積み上げてきた信用は、静かに崩れていく。 一方で私は、王妃のもとへ。 今さら引き止められても、遅いのです。
恋愛 完結 短編
文字数:22,207
最愛の人に裏切られ死んだ私ですが、人生をやり直します〜今度は【真実の愛】を探し、元婚約者の後悔を笑って見届ける〜 表紙

最愛の人に裏切られ死んだ私ですが、人生をやり直します〜今度は【真実の愛】を探し、元婚約者の後悔を笑って見届ける〜

愛する婚約者アラン王子に裏切られ、非業の死を遂げた公爵令嬢エステル。 「二度と誰も愛さない」と誓った瞬間、【死に戻り】を果たし、愛の感情を失った冷徹な復讐者として覚醒する。 エステルの標的は、自分を裏切った元婚約者と仲間たち。彼女は未来の知識を武器に、王国の影の支配者ノア宰相と接触。「私の知性を利用し、絶対的な庇護を」と、大胆な契約結婚を持ちかける。
恋愛 完結 長編
文字数:23,833
次期王太子妃は貴方と離れることを所望しております 表紙

次期王太子妃は貴方と離れることを所望しております

「もういいわ」 次期王太子妃である私の冷たく吐いた言葉に、周囲の文官たちは言葉を失う。 私の怒りを皆が悟ったのだろう。 なのに言葉をかけた当人––––王太子のキースは気付く素振りもない。 「彼女に会いに行って、いいのか?」 「気にせず行ってください」 告げた言葉に、部屋にいた文官や王城使用人の顔が凍ったのが分かった。 傍に控える騎士も、思わず互いの顔を見合わせている。 皆、分かっている。 怒鳴られる方がマシだ、泣かれる方が救いがある。 『もういい』に込められた意味は、諦めだということに。 「……アイシャ、本当にいいのか?」 キースの足は、もう出口を向いている。 私ではなく、別の女性に会いにいくために…… 「えぇ、どうぞ……好きになさってください」 「……すまない。次は埋め合わせをする!」 出て行くキースの背に、そっと告げる。 「もう、次なんてないわよ」 その言葉は、走りゆく王太子に届くことはなかった。 私は覚悟を固める。 半生をかけて支え続けてきた、彼のために尽力してきた。 その努力が軽んじられるのならば。 もう……この座に居る必要はないと。
恋愛 連載中 短編
文字数:80,638
愛を選んだ夫と離縁しました。本物の聖女である私は娘と南国で暮らします 表紙

愛を選んだ夫と離縁しました。本物の聖女である私は娘と南国で暮らします

夫である王太子は、愛する令嬢を「聖女」だと宣言しました。 世襲聖女として国を守り続けてきた私と、まだ幼い娘がいるにもかかわらず。 離縁を告げられた私は、静かに頷きます。 聖女の務めも、王妃の座も、もう十分です。 本物の聖女がいなくなった国がどうなるのか—— それは、私の知るところではありません。 娘を連れて南国へ移住した私は、二度と王都へ戻らないと決めました。 たとえ、今さら国が困り始めたとしても。
恋愛 完結 長編
文字数:35,542