あなたは何も知らなくていい

「あ、じゃあ私がもらいます」

婚約破棄された夜、死のうとしていた俺を、公爵令嬢が拾った。

「あなたの才能は、素晴らしい」

生まれて初めて、俺のすべてを肯定してくれた人。
だから——

元婚約者の陰謀も、妬む貴族たちの悪意も、俺が処理する。
証拠は燃やし、敵は消し、彼女の耳に届く前に終わらせる。

「あなたは何も知らなくていい」

彼女は知らない。
俺がすべてを終わらせていることを。


こちらは『女尊男卑の世界で婚約破棄された地味男、実は顔面SSRでした。私が本気で育てたら元婚約者が返せと言ってきます』のヒーロー視点のスピンオフです。
https://www.alphapolis.co.jp/novel/82721233/538031475
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