四年分の愛の記録があるので、転生者のフリをして悪女との婚約を破棄させます
伯爵令嬢リディアは、子爵令息であるマルクに一目惚れをしてしまった。
けれど彼女の婚約者は、父親より年上の、膨張した水死体のような侯爵。
叶わぬ恋だと諦めた彼女は、代わりに彼のすべてを観察した。
朝食の紅茶の杯数も、無意識の癖も、満月の夜のことも。気づけば、分厚い観察記録は何冊も積み重なっていた。
自らの結婚が間近に迫ったある日、彼女は知ってしまった。
彼に近づく令嬢が、とんでもない悪女であることを。
このままでは、彼は望まぬ婚約を結び、不幸になってしまう。
——彼を助けるためならば、狂人と呼ばれようとも構わない。
そう覚悟を決めたリディアが選んだ手段は、転生者を騙ることだった。
※本作は、18世紀ごろのロシアをふんわり意識したファンタジーです。
純愛だよ。
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