拒絶の白魔はその白き魔力で何を成す?
今から遥か昔の時代。混沌の時代と呼ばれたその時代を支配していたのは、二色の魔力色素から構築された魔法。
その二色とは、破壊と再生を象徴する黒と白の色彩。黒き魔法はすべてを喰らい、白き魔法はすべてを無に帰す。これらの力は、世界のあらゆるものを支配する権能を持ち、魔力の頂点に君臨する。
しかし、その栄華は突如終焉を迎えた。古の記録と共に、書物はことごとく燃やされ、その力は歴史の闇に消え去った。
そして時が流れ、白と黒の色彩は人々の記憶から完全に消え、これらの魔法を語る者はもはや存在しない。
現代の世界では、これらの色彩は忘れ去られただけではなく、忌み嫌われ、恐れられるものとなった。混沌の世界が過去の遺物と化し、数多の色彩に溢れた新たな時代が到来する。
この物語は、そんな世界から忌み嫌われた「白き色彩の魔力」を宿した一人の少年、ブランが、その運命に抗い、成り上がる物語である。
彼が世界の拒絶にどう立ち向かい、その白き魔力で何を成すのか──その道のりが今、静かに幕を開ける。
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