透明色のスクリーン
鍵盤に触れる、君の手元に差した光の梯子。
見えないはずの羽が浮かび上がる。
東京から南へ遠く離れた島、潮路島。
高校三年生の坂口祐輔は、彼女の立花結愛と映画を観た帰り際、ストリートピアノで哀しげなメロディを奏でる少年を目撃する。
翌日、祐輔のクラスに転校してきたその少年、月島ミチルは、持病の喘息が酷く、東京を離れ祖母の家に身を寄せにきたと話す。
ミチルの自由奔放さに振り回されながらも、少しずつ心を許し始める祐輔。
しかし、ミチルに残された時間は、長くなかった…。
好きという気持ちを、初めて知った。
守りたいと、初めて心から感じた。
大人になる少し手前で出会った、二人の少年の恋の物語。
見えないはずの羽が浮かび上がる。
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ミチルの自由奔放さに振り回されながらも、少しずつ心を許し始める祐輔。
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