17 / 123
特別な血
しおりを挟む
とはいえ、純潔種の血は吸血鬼の憧れであり、何よりも抗えない特別な血液、一生に一度香りをかぐことさえ希な血が、今は部屋に充満している、クリスの眷属であるリルクでさえ耐えらそうにないのだ、ライムやリアムは理性を失いかねない。
「みーっ」
「そうだ奏多偉いぞ」
ちゅぱちゅぱと奏多はクリスの血を無心で吸い付く。
やっと落ち着いてきたのか血の香りが遮断される。
「純潔種の血は薬にもなるが毒でもあるな」
事切れた様にリアムとライムが倒れるのが分かる。
「私の眷属であるリルク私の血が入っていりから大丈夫だがリルクの眷属まではいかないか」
「何百年もご主人様の血液は貰っていませんよ」
「私の眷属になり・・何百年か」
「はい、ご主人様には感謝しています、あのまま死んだら怨む事しかなかったしその他の感情も知ることはありませんでしたから」
リルクはクリスに向かい微笑む。
「後悔はしていないか、永遠の時に」
「愚問ですね、ご主人様に永遠に仕えられる喜びはあれど、あの日あの時にご主人様に拾われ恨むことはありません」
「みーっ」
「そうだ奏多偉いぞ」
ちゅぱちゅぱと奏多はクリスの血を無心で吸い付く。
やっと落ち着いてきたのか血の香りが遮断される。
「純潔種の血は薬にもなるが毒でもあるな」
事切れた様にリアムとライムが倒れるのが分かる。
「私の眷属であるリルク私の血が入っていりから大丈夫だがリルクの眷属まではいかないか」
「何百年もご主人様の血液は貰っていませんよ」
「私の眷属になり・・何百年か」
「はい、ご主人様には感謝しています、あのまま死んだら怨む事しかなかったしその他の感情も知ることはありませんでしたから」
リルクはクリスに向かい微笑む。
「後悔はしていないか、永遠の時に」
「愚問ですね、ご主人様に永遠に仕えられる喜びはあれど、あの日あの時にご主人様に拾われ恨むことはありません」
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
69
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる