運命の番はイケメン美形様です

烈火の如し

「うわっ凄い」

ローズガーデンの香りが当たり一面に広がる、薔薇の種類が沢山あり、白に黒、赤、ピンク、青、水色、紫、虹色と色とりどりあり人間の技術ではまだまだ追い付かない。

「凄いいい香り、ーっ美味しい」

ピクツと手が触れた場所から虹色の薔薇が枯れてしまう。

「へっ、あれっうわっ」
「奏多ーっ」
「ああ゛あ゛薔薇が」

リルク君が叫び崩れ、地面に膝を付く、クリス様は苦笑いをし、ライムさんは口笛を吹く。

「ヒューッ流石」
「ギャーッあぁ私の薔薇がーぁ」
「しまった逃げるぞ奏多」

僕を脇に抱えるクリス様と真っ青にぬるリルク君にライムさん、そして燕尾服を来た頭にぐるぐる硬い角が見える男性はキーｯとクリス様を睨み付ける。

「私の私の大切な薔薇が薔薇がクリス様どういう事ですかね、私が端正込めて造り上げた薔薇が」


烈火の如く怒り出す。