その刃に口づけを

【殺してほしい。君のその、美しい手で。】

灰色の日常に飽き果てていた大学生の「僕」が、深夜の廃墟で出会ったのは、
鮮血に濡れ、月光を背負って佇む長髪の殺人鬼だった。

恐怖はない。あるのは、魂を貫くような恍惚だけ。

倫理を捨て、罪を犯し、僕は彼女という名の深淵へ沈んでいく。

これは、最悪の出会いから始まる、世界で一番美しく、残酷な心中物語。
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