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92・なんという偶然、スーパー銭湯で混浴!2
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92・なんという偶然、スーパー銭湯で混浴!2
「じゃぁお願い」
わたしはお祖母ちゃんに大判で体を巻いてもらうとした。っていうか、それか水着のどっちか出ないと大混浴場に進んではいけないんだ。裸で進んだら係員に捕獲され連れていかれる。
「お祖母ちゃん、おっぱいがちょっときついとか思うんだけれど」
「いや、しっかりしめておかんと ポロリとか光に見せるわけにはいかない。光にとったらバスタオルで全身を覆っているだけという巨乳女子の姿を見るだけでも刺激がつよすぎるってモノだから」
「まぁ……うん、それはわかっているけれど」
「マリー、くれぐれも光に乳を見せるようなことはしないように」
「しないってば!」
こうしてわたしたち女4人は一気に開けた巨大な空間へと出た。それはもう天国のお風呂場って言い方がばっちり合うって感じそのもの。
「うぉ、すご!」
わたしはまずこのきらびやかな空気を肌で感じてカンゲキした次、いとしの彼氏はどこにいる? と見渡す。
「ま、マリー」
恥ずかしくてつぶれそうですみたいな声が聞こえたから振り向くと、そこには腰に巻物って初めて見る姿の光がいた。
「おぉ! 光が色っぽい」
「べ、別に男は色っぽいとか言われてもうれしくないっていうか」
「わたしは? わたしは?」
「ま、マリーは……やっぱりすごい巨乳……じゃなくて、魅力的」
「そうか、ちゃんとわかっているね光は」
わたしがそう言ってえっへん! って、ほんの一瞬目を離してから見ると、光は顔を赤くしてデレっとなっている。それはわたしのお母さんを見ている目だった。
「浮気!」
「な、なんだよ、変なこと言うなよ」
こうなったら思い切ってポロリでもやろうかと思ったけれど、後でお祖母ちゃんに怒られるのもイヤだからグッとガマン。そしてお風呂の中で見つめ合い、ほっこりしたキモチで通じ合えばいいと思い直し、少しでも人が少ないところを探してからそこを目指した。
「うわぁ……キモチいい」
わたしはカベを背中にしてリラックス。
「う、うん……キモチいい」
となりに座った光もほっこりな声を出す。ほんとうなら至近距離の正面で向かい合いドキドキを味わいたかったけれど、それができないゆえ横並び。
「いい湯……」
光はそう言いながらわたしの胸に向けてくるけれど、それ全然オーケー。むしろ他の女性に向くくらいなら、もうずっとわたしの胸を見ていろ! って話。
「光……最近小説はどう?」
「ん……マイペースで進んでる。マリーは? 合気道は?」
「実は昨日初めてやったんだ。意外とおもしろそうとか思ったりした」
「マリーの合気道姿見てみたいなぁ……」
「今はまだダメだよ、サマになっていないから。でも……」
「でも?」
「すぐに上達して光を守ってあげるよ」
あぁ、このやわらかい温かさのお湯に包まれていると、ものすごく幸せな感覚に体が包まれていく。こうなるとあれだね、言い争うとかそんなことはできなくなって、出来るとすればまったりな会話と少しの甘えたい願望を出すことだね。
「光……」
「あ、あんまりべったり引っ付くな……」
「いいじゃんか。光もわたしに甘えるようにもたれかかってもいいよ」
「こんな場所でそんな事しないし……」
「なんか……眠くなってきた」
「バカ、こんなところで寝るな」
「光ぅ、いっしょに寝よう」
「寝ないつーんだよ!」
こんな感じでとろけるフルーツみたいなお風呂時間は過ぎ去った。なんてステキな出来事だったろうと、わたしは家に帰ったらありったけの思いを日記に綴った。ただとっても残念だったのは、お風呂が終わった後に2家族いっしょに食事とかいうのができなかったこと。だから内心思っちゃったんだ、やっぱり結婚しないと夢は途切れちゃうんだなぁって。
「じゃぁお願い」
わたしはお祖母ちゃんに大判で体を巻いてもらうとした。っていうか、それか水着のどっちか出ないと大混浴場に進んではいけないんだ。裸で進んだら係員に捕獲され連れていかれる。
「お祖母ちゃん、おっぱいがちょっときついとか思うんだけれど」
「いや、しっかりしめておかんと ポロリとか光に見せるわけにはいかない。光にとったらバスタオルで全身を覆っているだけという巨乳女子の姿を見るだけでも刺激がつよすぎるってモノだから」
「まぁ……うん、それはわかっているけれど」
「マリー、くれぐれも光に乳を見せるようなことはしないように」
「しないってば!」
こうしてわたしたち女4人は一気に開けた巨大な空間へと出た。それはもう天国のお風呂場って言い方がばっちり合うって感じそのもの。
「うぉ、すご!」
わたしはまずこのきらびやかな空気を肌で感じてカンゲキした次、いとしの彼氏はどこにいる? と見渡す。
「ま、マリー」
恥ずかしくてつぶれそうですみたいな声が聞こえたから振り向くと、そこには腰に巻物って初めて見る姿の光がいた。
「おぉ! 光が色っぽい」
「べ、別に男は色っぽいとか言われてもうれしくないっていうか」
「わたしは? わたしは?」
「ま、マリーは……やっぱりすごい巨乳……じゃなくて、魅力的」
「そうか、ちゃんとわかっているね光は」
わたしがそう言ってえっへん! って、ほんの一瞬目を離してから見ると、光は顔を赤くしてデレっとなっている。それはわたしのお母さんを見ている目だった。
「浮気!」
「な、なんだよ、変なこと言うなよ」
こうなったら思い切ってポロリでもやろうかと思ったけれど、後でお祖母ちゃんに怒られるのもイヤだからグッとガマン。そしてお風呂の中で見つめ合い、ほっこりしたキモチで通じ合えばいいと思い直し、少しでも人が少ないところを探してからそこを目指した。
「うわぁ……キモチいい」
わたしはカベを背中にしてリラックス。
「う、うん……キモチいい」
となりに座った光もほっこりな声を出す。ほんとうなら至近距離の正面で向かい合いドキドキを味わいたかったけれど、それができないゆえ横並び。
「いい湯……」
光はそう言いながらわたしの胸に向けてくるけれど、それ全然オーケー。むしろ他の女性に向くくらいなら、もうずっとわたしの胸を見ていろ! って話。
「光……最近小説はどう?」
「ん……マイペースで進んでる。マリーは? 合気道は?」
「実は昨日初めてやったんだ。意外とおもしろそうとか思ったりした」
「マリーの合気道姿見てみたいなぁ……」
「今はまだダメだよ、サマになっていないから。でも……」
「でも?」
「すぐに上達して光を守ってあげるよ」
あぁ、このやわらかい温かさのお湯に包まれていると、ものすごく幸せな感覚に体が包まれていく。こうなるとあれだね、言い争うとかそんなことはできなくなって、出来るとすればまったりな会話と少しの甘えたい願望を出すことだね。
「光……」
「あ、あんまりべったり引っ付くな……」
「いいじゃんか。光もわたしに甘えるようにもたれかかってもいいよ」
「こんな場所でそんな事しないし……」
「なんか……眠くなってきた」
「バカ、こんなところで寝るな」
「光ぅ、いっしょに寝よう」
「寝ないつーんだよ!」
こんな感じでとろけるフルーツみたいなお風呂時間は過ぎ去った。なんてステキな出来事だったろうと、わたしは家に帰ったらありったけの思いを日記に綴った。ただとっても残念だったのは、お風呂が終わった後に2家族いっしょに食事とかいうのができなかったこと。だから内心思っちゃったんだ、やっぱり結婚しないと夢は途切れちゃうんだなぁって。
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