次は、隣に立つ
本好きの社会人は、ある夜、心臓発作によって命を落とす。
次に目を覚ました場所は、魔法が存在する異世界だった。
白髪と紫の瞳を持つ公爵家次男として生きることになった彼は、
その莫大な魔力を買われ、魔塔で研究に没頭する日々を送る。
数年後、兄の死。
その葬儀の場で、彼はようやく思い出してしまう。
――ここは、かつて読んだ小説の世界。
――そして自分は、
本来の主人公を救わず、最後には殺される「何もしなかった魔塔主」だった。
父を失い、虐待を受け、復讐の果てに王へと至る少年。
その運命を知っているからこそ、
今度こそ傍観者ではいられない。
これは、
運命を知る男が選び直す物語。
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