月鏡の畔にて
水神が治める幻想の国『月鏡』。神のための大図書館――崇高なる叡知と悠久の歴史。
はじまりは、図書館で働く平民の娘・暁(さとる)と浮世離れした銀髪の美青年・御影(みかげ)の出逢い。
しかし、御影は心を開かず嘘でごまかすばかり。次第に暁は強い想いを抱き始める。
「彼を知りたい」。
暁の好奇心、激しく奥ゆかしい恋情が、御影の作った氷のような虚構を壊していく。
そして、二人の抱える寂しさと薄暗い秘密が暴かれたその時。湖沼月鏡の真実が明らかになる――。
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