妖精の愛し子の結婚
『妖精の愛し子』
妖精が祝福をした人間の呼称。
自我が薄く、自然と共にただそこに存在する精霊とは違い、自我が強くて面白いものが好きなのが妖精。
そんな妖精に祝福をもらった俺は、母親の死と、兄からの依存、そして特殊な体質故に父上によって、政略を理由に隣国へと放り出された。
歴史だけ長く、王族の権威が墜ち気味の隣国は妖精・精霊信仰が薄く、お飾りを求められた俺はそこでも持て余されていた。
それでもマイペースな妖精と共になんとかやっていたが、ようやく成人した初夜に当たる日、婚約者殿と袂を分つことになるーー
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