死ぬたびに転生する私、今度こそ愛されます
雨の泥の中で目を覚ました私には、名前も記憶もなかった。耳の奥に残っているのは、鈴の音だけ。
港の借金を一人で背負う、冷たい公爵アルド。
古傷を抱えたまま、国境のとりでを守る騎士団長ハーケン。
契約で私を側妃にした第二王子ヴァレス。
体に刻まれた封を私と分け合う、魔導院の教官カイル。
死んだ弟になりすます私を、最初から見抜いていた監察官レオン。
倒れた女の体で目覚めるたびに、私は一人の男と出会い、彼を救い、彼に抱かれる。
けれど、彼が一人で立てるようになった夜明け、指先が冷え、鈴が鳴り、顔のない影が迎えに来る。
「……まだ、要る」
あの影は何なのか。なぜ私を呼び続けるのか。
五つの人生の果てに、私が本当に欲しかったものは――。
※R18。性描写を含む話は、話タイトルの後ろに「*」を付けています。
※ヒロインは章ごとに体と名前が変わり、章ごとに別の男性と結ばれます。同時に複数の男性と関係を持つ話ではありません。ハッピーエンドです。
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