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市立陽ノ丘中学校には、今日もちょっとした「事件」が起こる。 消えたお弁当、謎の足跡、夜の校舎のウワサ、音楽室から聞こえる不思議な音――。 そんな学校中の小さな困りごとに首を突っ込むのが、「特異事象研究部」、通称・**特事研(とくじけん)**だ。 ……とはいえ、部員は名探偵とはほど遠い個性派ぞろい。 壮大すぎるトンデモ推理を真顔で語る雑学王・星野美空、運動神経抜群なのにオバケだけは苦手な涼風彩羽、カッコつけるたびに失敗するナルシスト・近野信吾、事件の最中でもおやつを優先する食いしん坊・伊藤大地、存在感が薄すぎるのに誰よりも真相を見ている図書委員・月島優助。そして、そんな仲間たちに振り回されながらも放っておけず、ツッコミ役として奔走する主人公・日向和奏。 「犯人は宇宙人だ!」 「いや、未来人かもしれない!」 「それとも学校の七不思議?」 まともな推理はほとんど進まず、事件は毎回とんでもない方向へ暴走。それでも最後には、仲間たちの何気ない一言や小さな思いやりがつながり、誰も傷つかない笑顔の結末へたどり着く。 これは、本格ミステリーではない。 名探偵になれなくても、誰かの「困った」を笑顔に変えることはできる。 笑って、走って、失敗して、また笑う。 個性豊かな六人が繰り広げる、放課後青春コメディ&日常ミステリー。 『とくじけん!~特異事象研究部の活動記録~』 今日の放課後も、事件は笑いながらやってくる。 ※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。 ※この作品は「小説家になろう」でも同時投稿しています。
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