五寸釘零子は、呪いを受け入れない2

五寸釘零子は、今日も呪いを受け入れない。

舞台は、怪奇現象が頻発するごく普通の高校。
旧校舎に棲みつく魍魎、消えない噂、形を持ち始める呪詛――
それらはすべて、生徒たちの心に積もった「声なき感情」だった。

数学教師・相良朱音の導きで転校してきた零子は、
生徒会長・三杉麗子と出会い、“ダブルれい子”として校内を駆ける。

事件の前では怨霊のごとく冷ややかに。
日常では、信じられないほど天然で。

白装束に赤い羽衣を纏い、
五寸釘を打つその姿を見たとき、
誰もが思う――

「あれは、天女だ」と。

呪いを否定せず、救いを押し付けず、
ただ“選ぶ場所”に立ち続ける巫女の学園怪奇譚、第二部開幕。
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