22 / 39
2度目
戦勝パーティー
殺気立つメイド達に、数日かけて磨かれた私は、陛下とパーティー会場の扉の前にいる。
これから、陛下のエスコートでパーティー会場入りするのだ。
「リーナ!いつも美しいが、今日は更に美しいな。会場にいる男どもの視線に、怒りが湧いてくるのを抑えるのが大変そうだ。」
「陛下、褒め過ぎです。きっと陛下が贈ってくれた、ドレスやアクセサリーが素敵なのと、私のメイド達が優秀だからです。ありがとうございました。そして…、陛下もとってもステキです。」
国王陛下も、パーティー仕様の格好をしているが、美丈夫だから似合っていてカッコいいんだよね。
「リーナに褒められると嬉しいな。…リーナ、今日は君と近づきたくて、色々な人間が絡んで来るだろうから、注意するようにな。特に令息達には気を付けろ。お酒は飲み過ぎないようにな。」
最近、すっかり保護者とか兄のような存在になりつつある国王陛下だ。
すると、ラッパのなる音がする。そして
「国王陛下、並びに、聖女リーナ様の入場です。」
掛け声の後、扉が開かれる。
「さあリーナ、手を。」
国王陛下にエスコートされ、会場内に入場する私達。視線が痛すぎるー!
陛下が戦争で功績を残した騎士達を称えた後に、私を貴族達に紹介し、乾杯する。
はあー。早く終わらないかなぁ。
「リーナ、私と踊ってくれますか?」
やはり、陛下のダンスから始まるらしい。多分、断れないヤツ。
陛下はステキな笑顔だわー。反対に顔が引き攣りそうになるのを我慢する私。
「はい。私でよければ。」
メイド長が直々にダンスの練習をしてくれたから良かった。多分、普通に踊れているよね。陛下のリードが上手いのも助かった。
「リーナとこうやってダンスが出来るのが、こんなに幸せなのだな。」
うっ!そんなことを言われたら恥ずかしいのだけど。
「陛下。恥ずかしいので、そのようなことはあまり口に出さないでください。」
「リーナは恥ずかしがり屋なのだな。それと…、このパーティーが終わった後に大切な話がしたいのだが、少し時間をくれるか?」
大切な話?
「はい。ではその時に声を掛けてもらえますか?」
「ありがとう。」
曲が終わり、陛下にエスコートされて席に戻ろうとすると、
「陛下!私に聖女様を紹介して頂けますか?」
この人は王弟殿下だ。そして背後にいるのは王弟殿下の側近達…。
私の毒殺未遂の犯人を突き止めてくれた方で、戦地では前線で指揮を取り、騎士達の信頼の厚い方だと聞いている。
そして、陛下とは仲良し兄弟らしい。それだけ揃っていれば、恐らくいい人なんだとは思うのだけど…。
私が1番信用しているカーティスが、注意するように話していたのはこの人だよね。陛下の弟だけあって、綺麗な顔をしたイケメン騎士様って感じだ。
うーん?カーティスの言葉が引っかかり、何となく警戒してしまうなぁ。
これから、陛下のエスコートでパーティー会場入りするのだ。
「リーナ!いつも美しいが、今日は更に美しいな。会場にいる男どもの視線に、怒りが湧いてくるのを抑えるのが大変そうだ。」
「陛下、褒め過ぎです。きっと陛下が贈ってくれた、ドレスやアクセサリーが素敵なのと、私のメイド達が優秀だからです。ありがとうございました。そして…、陛下もとってもステキです。」
国王陛下も、パーティー仕様の格好をしているが、美丈夫だから似合っていてカッコいいんだよね。
「リーナに褒められると嬉しいな。…リーナ、今日は君と近づきたくて、色々な人間が絡んで来るだろうから、注意するようにな。特に令息達には気を付けろ。お酒は飲み過ぎないようにな。」
最近、すっかり保護者とか兄のような存在になりつつある国王陛下だ。
すると、ラッパのなる音がする。そして
「国王陛下、並びに、聖女リーナ様の入場です。」
掛け声の後、扉が開かれる。
「さあリーナ、手を。」
国王陛下にエスコートされ、会場内に入場する私達。視線が痛すぎるー!
陛下が戦争で功績を残した騎士達を称えた後に、私を貴族達に紹介し、乾杯する。
はあー。早く終わらないかなぁ。
「リーナ、私と踊ってくれますか?」
やはり、陛下のダンスから始まるらしい。多分、断れないヤツ。
陛下はステキな笑顔だわー。反対に顔が引き攣りそうになるのを我慢する私。
「はい。私でよければ。」
メイド長が直々にダンスの練習をしてくれたから良かった。多分、普通に踊れているよね。陛下のリードが上手いのも助かった。
「リーナとこうやってダンスが出来るのが、こんなに幸せなのだな。」
うっ!そんなことを言われたら恥ずかしいのだけど。
「陛下。恥ずかしいので、そのようなことはあまり口に出さないでください。」
「リーナは恥ずかしがり屋なのだな。それと…、このパーティーが終わった後に大切な話がしたいのだが、少し時間をくれるか?」
大切な話?
「はい。ではその時に声を掛けてもらえますか?」
「ありがとう。」
曲が終わり、陛下にエスコートされて席に戻ろうとすると、
「陛下!私に聖女様を紹介して頂けますか?」
この人は王弟殿下だ。そして背後にいるのは王弟殿下の側近達…。
私の毒殺未遂の犯人を突き止めてくれた方で、戦地では前線で指揮を取り、騎士達の信頼の厚い方だと聞いている。
そして、陛下とは仲良し兄弟らしい。それだけ揃っていれば、恐らくいい人なんだとは思うのだけど…。
私が1番信用しているカーティスが、注意するように話していたのはこの人だよね。陛下の弟だけあって、綺麗な顔をしたイケメン騎士様って感じだ。
うーん?カーティスの言葉が引っかかり、何となく警戒してしまうなぁ。
あなたにおすすめの小説
【完結】勘当されたい悪役は自由に生きる
雨野
恋愛
難病に罹り、15歳で人生を終えた私。
だが気がつくと、生前読んだ漫画の貴族で悪役に転生していた!?タイトルは忘れてしまったし、ラストまで読むことは出来なかったけど…確かこのキャラは、家を勘当され追放されたんじゃなかったっけ?
でも…手足は自由に動くし、ご飯は美味しく食べられる。すうっと深呼吸することだって出来る!!追放ったって殺される訳でもなし、貴族じゃなくなっても問題ないよね?むしろ私、庶民の生活のほうが大歓迎!!
ただ…私が転生したこのキャラ、セレスタン・ラサーニュ。悪役令息、男だったよね?どこからどう見ても女の身体なんですが。上に無いはずのモノがあり、下にあるはずのアレが無いんですが!?どうなってんのよ!!?
1話目はシリアスな感じですが、最終的にはほのぼの目指します。
ずっと病弱だったが故に、目に映る全てのものが輝いて見えるセレスタン。自分が変われば世界も変わる、私は…自由だ!!!
主人公は最初のうちは卑屈だったりしますが、次第に前向きに成長します。それまで見守っていただければと!
愛され主人公のつもりですが、逆ハーレムはありません。逆ハー風味はある。男装主人公なので、側から見るとBLカップルです。
予告なく痛々しい、残酷な描写あり。
サブタイトルに◼️が付いている話はシリアスになりがち。
小説家になろうさんでも掲載しております。そっちのほうが先行公開中。後書きなんかで、ちょいちょいネタ挟んでます。よろしければご覧ください。
こちらでは僅かに加筆&話が増えてたりします。
本編完結。番外編を順次公開していきます。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました!
【完結】物置小屋の魔法使いの娘~父の再婚相手と義妹に家を追い出され、婚約者には捨てられた。でも、私は……
buchi
恋愛
大公爵家の父が再婚して新しくやって来たのは、義母と義妹。当たり前のようにダーナの部屋を取り上げ、義妹のマチルダのものに。そして社交界への出入りを禁止し、館の隣の物置小屋に移動するよう命じた。ダーナは亡くなった母の血を受け継いで魔法が使えた。これまでは使う必要がなかった。だけど、汚い小屋に閉じ込められた時は、使用人がいるので自粛していた魔法力を存分に使った。魔法力のことは、母と母と同じ国から嫁いできた王妃様だけが知る秘密だった。
みすぼらしい物置小屋はパラダイスに。だけど、ある晩、王太子殿下のフィルがダーナを心配になってやって来て……
つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました
蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈
絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。
絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!!
聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ!
ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!!
+++++
・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)
獣人の世界に落ちたら最底辺の弱者で、生きるの大変だけど保護者がイケオジで最強っぽい。
真麻一花
恋愛
私は十歳の時、獣が支配する世界へと落ちてきた。
狼の群れに襲われたところに現れたのは、一頭の巨大な狼。そのとき私は、殺されるのを覚悟した。
私を拾ったのは、獣人らしくないのに町を支配する最強の獣人だった。
なんとか生きてる。
でも、この世界で、私は最低辺の弱者。
元アラサー転生令嬢と拗らせた貴公子たち
せいめ
恋愛
侯爵令嬢のアンネマリーは流行り病で生死を彷徨った際に、前世の記憶を思い出す。前世では地球の日本という国で、婚活に勤しむアラサー女子の杏奈であった自分を。
病から回復し、今まで家や家族の為に我慢し、貴族令嬢らしく過ごしてきたことがバカらしくなる。
また、自分を蔑ろにする婚約者の存在を疑問に感じる。
「あんな奴と結婚なんて無理だわー。」
無事に婚約を解消し、自分らしく生きていこうとしたところであったが、不慮の事故で亡くなってしまう。
そして、死んだはずのアンネマリーは、また違う人物にまた生まれ変わる。アンネマリーの記憶は殆ど無く、杏奈の記憶が強く残った状態で。
生まれ変わったのは、アンネマリーが亡くなってすぐ、アンネマリーの従姉妹のマリーベルとしてだった。
マリーベルはアンネマリーの記憶がほぼ無いので気付かないが、見た目だけでなく言動や所作がアンネマリーにとても似ていることで、かつての家族や親族、友人が興味を持つようになる。
「従姉妹だし、多少は似ていたっておかしくないじゃない。」
三度目の人生はどうなる⁈
まずはアンネマリー編から。
誤字脱字、お許しください。
素人のご都合主義の小説です。申し訳ありません。
異世界から来た娘が、たまらなく可愛いのだが(同感)〜こっちにきてから何故かイケメンに囲まれています〜
京
恋愛
普通の女子高生、朱璃はいつのまにか異世界に迷い込んでいた。
右も左もわからない状態で偶然出会った青年にしがみついた結果、なんとかお世話になることになる。一宿一飯の恩義を返そうと懸命に生きているうちに、国の一大事に巻き込まれたり巻き込んだり。気付くと個性豊かなイケメンたちに大切に大切にされていた。
そんな乙女ゲームのようなお話。
転生した世界のイケメンが怖い
祐月
恋愛
わたしの通う学院では、近頃毎日のように喜劇が繰り広げられている。
第二皇子殿下を含む学院で人気の美形子息達がこぞって一人の子爵令嬢に愛を囁き、殿下の婚約者の公爵令嬢が諌めては返り討ちにあうという、わたしにはどこかで見覚えのある光景だ。
わたし以外の皆が口を揃えて言う。彼らはものすごい美形だと。
でもわたしは彼らが怖い。
わたしの目には彼らは同じ人間には見えない。
彼らはどこからどう見ても、女児向けアニメキャラクターショーの着ぐるみだった。
2024/10/06 IF追加
小説を読もう!にも掲載しています。
【完結】神から貰ったスキルが強すぎなので、異世界で楽しく生活します!
桜もふ
恋愛
神の『ある行動』のせいで死んだらしい。私の人生を奪った神様に便利なスキルを貰い、転生した異世界で使えるチートの魔法が強すぎて楽しくて便利なの。でもね、ここは異世界。地球のように安全で自由な世界ではない、魔物やモンスターが襲って来る危険な世界……。
「生きたければ魔物やモンスターを倒せ!!」倒さなければ自分が死ぬ世界だからだ。
異世界で過ごす中で仲間ができ、時には可愛がられながら魔物を倒し、食料確保をし、この世界での生活を楽しく生き抜いて行こうと思います。
初めはファンタジー要素が多いが、中盤あたりから恋愛に入ります!!