落ちこぼれ測量士、亡国の姫と“敵が渡れない道”を造る/一夜で千を超える避難民を救いました
王都は焼け、国境砦も落ちた。
千人を超える避難民を守りながら逃げる護衛隊の前に、崩落寸前の石橋が立ちはだかる。
誰もが橋を渡ろうとする中、最低等級の測量士ルカ・セイルだけが、その橋が落ちることを見抜いた。
橋は崩れ、背後からは敵兵と大型兵器が迫る。
絶望の中、ルカが示したのは、地図から忘れられた旧道――白粘原を抜ける一本の道だった。
亡国の姫セレナとともに、ルカは荷車を捨て、杭を打ち、泥地を読み、千人の避難民を生かすための道を造る。
剣で敵を倒すのではない。
魔法で奇跡を起こすのでもない。
地面を測り、道を選び、敵が渡れない場所へ変える。
落ちこぼれと呼ばれた測量士が、一夜で千人を超える命を救う、異世界測量ファンタジー。
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