真・八八艦隊
こうして日本海軍は1941年までに真・八八艦隊計画を完遂し、欧米列強との戦争という荒波に漕ぎ出していく。
第二波攻撃隊は多くの艦攻を有しているから、既に第一波攻撃隊により多数の爆弾を被弾し速度の低下している3隻のアメリカ大型空母は助からなそうだな。
阻止しようにも既にF6Fは第一波攻撃隊の清風との戦いで消耗しており、残った機体も第二波攻撃隊の護衛に阻まれて手出しできないだろう。護衛の戦艦も対空火力を減殺されているしな。
無傷の5隻の小型空母も艦爆により撃沈されるだろうし、アメリカ機動艦隊の空母は全滅の可能性が高い。
まだアメリカ艦隊にはVT信管が配備されていないのかな。あったとしても数百機の艦爆や艦攻を阻止するのは不可能だからスプールアンス艦隊は大打撃を被るだろう。
スプールアンス艦隊の9隻の空母の内、正規空母は4隻のみで後の5隻は防御力が低いもしくは皆無の軽空母と護衛空母だから数発の爆弾の命中でも致命傷になるだろう。
第一波攻撃隊の目的が制空権の確保ならばもう少し護衛の戦闘機を多くしても良い気がするし、清風のみで烈風がいないのも気になるな。まだ日本側はF6Fのことを知らないためこれで十分と思ったのかな。
パイロットの練度はまだ日本側に分があるだろうが、果たして清風とF6Fの戦いはどうなるかな。
最高速度は清風が16㎞ほど速いが、運動性能はF6Fに分がある。武装については清風は20㎜機銃を搭載しており、いくらF6Fの防弾設備が優秀でも命中すればひとたまりもないだろう。
スプールアンスの判断は間違っていないが相手が悪いな。
スプールアンス艦隊がどの程度の比率で戦闘機を搭載しているのかは分からないが、仮に6~7割程度を戦闘機で固めたとしても400機程度にしかならない。それに対して日本機動艦隊は108機を直掩に残しても480機の戦闘機があるし、清風の数も334機になるから制空権の確保には十分だろう。
史実で失敗した小沢のアウトレンジ戦法がこの世界線では上手くいったな。
これでパナマ運河の破壊という一方の作戦目標は達成したから、後は敵空母の撃沈だな。
スプールアンスはこの状況でどういう判断を下すのかな。
パナマの基地航空隊が壊滅状態となった以上、自分の艦隊だけで日本機動艦隊に対抗しなければならない。しかし、彼の手持ちの艦隊の艦載機は日本側の半数にも満たないからな。ハワイの時のように奇襲も難しいだろうし。
ここで戦うのは無駄に戦力を消耗するだけだと判断して撤退してもおかしくないが、日本側としてはできればここでアメリカ空母を少しでも撃沈しておきたいところだな。
ただし、あまり遠いと烈風はともかく清風は航続距離的に厳しそうだな。とはいえアメリカ側がF6Fを配備しているとなると烈風では若干厳しい戦いになりそうだしな。
日本側もハワイ沖海戦の大損害により索敵を重視しているだろうから、奇襲は受けないだろう。ただ、潜水艦には注意する必要がありそうだが。
問題は敵の航空戦力がどの程度いるかだな。日本側の航空戦力は第一、第二航空艦隊を合わせて1200機を超えるが、パナマにどの程度の航空戦力を集めているかで日本側は不利になるだろう。
それならば最初は敵に先手を取らせて迎撃に専念することで敵の航空戦力を磨り潰し、その後にパナマ運河もしくはスプールアンス艦隊に向けて攻撃隊を送るのが良いかもな。
陽炎型の機関は日本でも空母改造時にも流用させるほど優秀。
これをドイツが使って艦隊戦力の増強に利用すると、ヨーロッパでの海軍のパワーバランスが崩れる?
他に日本の軍事技術としてドイツに有用なものは、酸素魚雷?空母技術?
ティーガー並の性能は量産面の問題等から無理でも四号戦車並の性能を持つ戦車を量産できれば十分だろう。
陸軍は中国への攻勢を計画しているのかな。日本海軍がインド洋を制圧したことで連合国から中国への支援ルートは断ち切られ、ソ連もドイツと対峙している状況で中国に支援している余裕は無いはずだから絶好の機会かもな。
チャーチルは北アフリカの放棄を決断したか。まあ、北アフリカとインドならばイギリスにとって重要なのは断然後者だよな。インドを失えばイギリスの凋落は決定的になる。
これでスエズ運河が枢軸国の手に渡りドイツの技術が手に入れられるな。レーダーや戦車、Uボートの技術など欲しいものは山ほどある。
ヒトラーとしても日本がアメリカ及びイギリス海軍に甚大な被害を負わせインド洋の制海権を握ったことで、戦況が枢軸国有利に傾いたことは分かっているだろうから可能な限り便宜を図ってくれるだろう。それにドイツの技術で日本が強化されればそれだけアメリカの戦力が太平洋に流れドイツが受ける圧力が減ることになるからな。
イギリスの今回の援軍はスエズ運河経由で行えるが、ドイツがスエズ運河を占領すれば、次回以降は喜望峰経由となる。
これは航海距離が数千キロも延びるし、暴風を受けたり座礁をしたりと危険の多いルートであり、援軍を送るのが困難になる!
日本軍によるインドの占領とインドの独立はいけそう?
第一波攻撃隊によりイギリスインド洋艦隊は行動不能となり続く第二波攻撃隊で壊滅的打撃を受けるだろう。
この分だと第二波攻撃隊も少ない損害で乗り切れそうだし、その気になれば帰還した攻撃隊を再編成して第三波攻撃隊も出せそうだな。現時点で第三航空艦隊を阻止できる戦力は無いし。
もっとも第二波攻撃隊の戦果によっては必要が無いかもしれないが。
トリンコマリーの英艦隊は大西と源田の狙い通りベンガル湾に注意を向けており完全に油断している。奇襲は上手くいきそうだから後はどれだけの戦果を挙げられるかだな。
英艦艇は港に停泊しているから回避行動も出来ないだろうし、乗組員も油断しておりダメージコントロールも上手くできないだろうから比較的少数の攻撃隊でも十分に戦果は挙げられるだろう。真珠湾のように悲惨なことになりそうだな。
誤字
艦隊派出撃しなかった
→ は
イギリスインド艦隊はモルディブ環礁まで引いていればよかったのに。どうせ攻撃に出ないのならば。
トリンコマリーのような要衝は攻撃目標になりうるのに。(想像力の欠如か)
誤字
これを奇襲するこちが
→ ことが
英軍の基地ならレーダーがしっかりしているので、奇襲となると水面近くの高度を維持し、レーダーに映らないようにする?
囮の部隊を先に探知させ、迎撃機を引き付ける❗
広域に渡ってレーダーをジャミングする?(妨害電波?チャフ散布?)
潜水艦で工作員を事前上陸させ、レーダー施設を無力化する?
第三航空艦隊はインド洋で搭乗員の訓練も兼ねて通商破壊作戦に従事することになるだろう。インドからの物資や兵士が届かなくなればイギリスの継戦能力の低下を誘発し、北アフリカ辺りはドイツによって陥落してしまうかもな。
北アフリカが枢軸国の手に渡ればスエズ運河を通じてドイツの兵器や技術を入手できるかもな。
アメリカの工業力ならば航空機はいくらでも生産できるが、空母となるとそれなりに時間がかかる。スプールアンスの判断は日本側にとっては忌々しいがアメリカ側としては最善だな。
この海戦は空母の損害だけ見れば2:3とそこまで差は無いが、日本側が圧倒的に戦力的優位だったのを考えれば間違いなく負けだな。それにアメリカの喪失空母はレンジャーとワスプという比較的戦力的価値が低い空母に対し、日本の喪失空母は正規空母を含むいずれも80機以上の航空機の運用が可能な有力空母だしな。
ハワイ作戦が一段落したら第一航空艦隊の南雲や草鹿ら幕僚達の処分、暗号の変更など色々とやらねばならないことが多そうだな。
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