26 / 51
リリーアイドル化計画の波紋
しおりを挟む
『リリーアイドル化計画』は大成功です。
『君に捧ぐ百本の薔薇』はオペラや舞台、本や歌になって、いまや王都中に流行しています。
凛々しくも可憐な公爵令嬢と、優しくて聡明な王太子殿下は今や国民的アイドルになりました。
オペラや舞台の予約は3ヶ月待ちですし、ひそかにプレミアムチケットが出ています。
リリアナ姫が好んでつけるというリボンは、王都中の女の子が1本は持っているんですよ。
リリアナクッキーとか、王太子ビスケットまで販売されてます。
もはや王太子殿下とリリアナ姫は風と光の王国のスターといってもいいでしょう。
大成功ですよね。
そのはずなのですが……。
さっきからリリーがすっごい顔でこっちを睨んでいるんですけど。
「犯人はあなたね、シャーロット!」
ビシッと音がしたんじゃないかというぐらい勢いよくリリーは私を指さしました。
えっと。
たぶん人を指さすのってマナー違反ですよね。
ねぇ、リリアナさん?
「いったいどうしたというのよリリアナ。ちゃんとリリーと王太子殿下とは政略で婚約したんじゃなくて、相思相愛なんだって、みんなわかったでしょう。いまさら新興貴族の入り込む余地なんてないじゃありませんか」
リリアナはすっかり疲れ切ったような顔をして、椅子に座り込むとお茶を注文しました。
「平気な顔をしていられるのも、少しの間よ、ロッテ。次回作は『青銀の乙女と魔術師』らしいから」
なんですと!
「いったいどうゆうことなのよ。リリー。なんで私が巻き込まれなければいけないの?」
私が許したのは、親友としてのちょっとしたエピソードと、無料のおまけに使うプロマイドだけの筈ですが。
「あなたねぇ。私の人気、知ってるんでしょう。その私の親友の青銀の姫のことを、もっと知りたいって問い合わせが殺到したんですってよ。ざまぁみろってところよね」
リリアナはすっかりやさぐれてしまっています。
いったいどうしたというんでしょうか?
どうやら王太子と2人でいるだけで人々から熱い視線が集まりますし、公爵家の館の周りにもリリーのファンが詰めかけて、一目でいいからリリーを見ようと集まっているらしいのです。
いくらなんでもプライバシーがなさすぎるし、うっかり外にも出られないというのが、もっかのリリーの悩みなのでした。
「それは、ちょっと。いえ、かなり大変みたいなんだけれど、王太子で殿下はなんとおっしゃっているのかしら?」
先ずは王太子殿下のご意向が大事ですよね。
もしかして怒ってしまったとか?
「殿下は……。かなり喜んでらっしゃいますわ」
「じゃぁ。リリーがちょっとばかり困ったってだけね」
うっかりそんなことを言ったので、またもやリリーに叱られてしまいます。
もともとリリーって高位貴族の令嬢なのに、目立つことが苦手だったなんて言い出すんです。
「ごめんなさいね。リリー」
私が謝ったので、リリーも許してくれました。
人気があるのは悪いことではありませんものね。
「でも知らないわよ、ロッテ。次回作が出たら、あなたも追い回されることになるわ」
「それって、とめることって出来ないのかなぁ。だって私の場合ほら、色々と困ったことになりそうじゃない?」
本当に色々ばれちゃってもいいんでしょうか?
せっかくみんなで、見ないふりをしてくれているっていうのに。
「そのことなんだけど、次回作に色々仕込もうってしてるのは、どうやら王家の意向もあるみたいなのよ。今回の件で人気のなかった王太子殿下がすっかり盛り返したでしょう? 今や王太子=慈悲深い賢者ってイメージだもの」
うんうん。
前の馬鹿王子から思いっきりイメージチェンジしたわよね。
「それと私と何の関係があるの?」
私は王家とは何の関係もありません。
次期王妃のリリーとは仲良しだけれどもね。
「それはやっぱり異界渡りの姫伝説でしょ。風と光の王国には、異界渡りの姫君がいるってことを広めることで民の信頼を確かなものにしたいのよね」
嫌だなぁ。
そんなこと。
今はみんな知っていても知らんぷりしてくれているけれど、これがおおやけになったらどうなるんだろう?
変な目で見られないかなぁ。
まるでパンダみたいな珍獣扱いとかになったら……。
私がすっかり黙り込んでしまったので、リリーが心配そうに慰めてくれました。
「大丈夫よ。私だってなんとかなってるんだもの。そのうちみんな飽きるってば」
そうして『青銀の乙女と魔術師』が上演されたあと、何が起きたと思います?
うん。
すっごい勢いで青銀の色のかつらや染粉が流行しました。
今や王都の半分は青銀の髪っていってもいいぐらいです。
菫色の瞳なんてぱっと見はわからないから、かえって私は目立たなくなったんですよ。
確かに青銀の乙女は凄い人気みたいだけれど、私の生活にはまったく変化がありません。
お母さまが、午前中は勉強、午後は貴婦人見習いというペースを崩させなかったからです。
公爵家には嵐のように私への招待状が舞い込んでいましたし、館の周りは多くの見物客でにぎわいましたが、館の中は静寂を保っています。
私はお母さまのすばらしさを再認識しました。
セディが犯人とはいえ、こんな素敵なご婦人から学べるチャンスを貰えたのはラッキーですね。
こうして世間がリリーの人気や、異界渡りの姫の話で持ち切りになっても、私は自分の学びに集中していました。
それにお兄さまである宰相閣下が積極的に壁外から優秀な人材を取り込みはじめて、実力さえあれば私財を投じて戸籍を買い与えたので、それを真似する人たちも増えてきました。
そのため壁外にいる人々にも、風と光の王国への信頼というか絆というものも生まれ始めていたのです。
その結果を見れば少しばかり出自が知られたことくらい、たいしたことではないと思えるのでした。
「ロッテ、今流行の『青銀の乙女と魔術師』のオペラを見に行かないか?」
セディがそう言って観劇に誘ってくれます。
驚いて私はお母さまを振り返りました。
「ええ、よく頑張ったわねロッテ。そろそろ社交界にでても大丈夫よ。この私が仕込んだんですからね。けれど最初だから、私たちも一緒にいくわ。困った時にはにっこりとしていれば、私の方でさばいてあげるから安心しなさい」
やったぁ!
とうとうお母さまからお許しが出ましたよ。
この館にきておよそ半年。
公爵家でのお茶会や晩餐会に出席する以外には、一切公的な場所に出るお許しがでなかったのに。
ちゃんと貴族の娘らしく振る舞えるようになったみたいですね。
それに貴族年鑑もしっかり覚えたし、ミリーのおかげで実際は……の話もしっかり頭に入れています。
ほのめかし、とか目くばせとかの上級テクニックはおぼつかないけれども、ある程度貴族が読んでいるべき本の有名なセリフも暗唱できるようになりました。
これでまずまずなんとかぎりぎり会話にもついていける筈です。
本当にここまで長かった。
ただ、それらしく見えるのと本物は違います。
それさえちゃんと自戒していれば、お母さまの顔を潰すことにはならないでしょう。
「ミリー、ミリー。私オペラに行くのよ。付き添いをお願いするわね」
私があんまりはしゃぐので、ミリーが少しお小言をいいました。
「そうですねぇ。そう言えば伯爵家のアンリエッタ嬢は、オペラではしゃぎすぎて自分のブースを間違えてしまったんですのよ。そのブースというのがほら、うるさ型で有名な侯爵家の……」
いいの、いいのよ、ミリー。
ドジな伯爵令嬢も、陰気で意地悪な侯爵家の老婦人の話も知ったことではないわ。
だって私はオペラに行くんですからね。
「ベッキー、ジャンヌ。オペラに行くの。準備しましょ」
バタバタと駆け上がっていくロッテを見て、公爵夫人が自分の判断に疑問を抱いた、というのはロッテには内緒の話です。
今やロッテは社交界の場であるオペラ座に行けるっていうので、もう夢中なんですからね。
私は青銀の髪を結い上げて、所々に青いサファイヤの小さな飾りがついたピンを止めました。
そのせいでつややかな青銀の髪に、ちらちらと青い光が反射します。
ローブはスクエアカットの襟元に、サファイヤとアメジストでできたネックレスを飾ります。
ローブはシンプルスタイルですが、柔らかいオーガンジーがスカート部分に幾重にも重ねられています。
ですから身動きした時に綺麗にみえるはずです。
ブルーのドレスと同じ布で作られた靴もうまく足に馴染んでくれましたから、靴擦れなどの心配はなさそうです。
じつはこの靴やドレスは、時々着てみながら身体に馴染ませてきたんです。
いきなりドレスを着て、まるで借り着みたいになるのは嫌でしたからね。
そのかいあって、ドレスもしっとりとなじんでくれます。
初めてこのドレスに袖を通した時には、なんとなくドレスの格に負けていたんですが、今はキッチリと着こなせています。
ようし。
完璧ですね。
ゆっくりとお嬢様らしく階段を降りていくと、お父さま、お母さま、セディ、ミリーがにこやかに迎えてくれました。
「きれいだよロッテ。素晴らしい! このまま閉じ込めてしまいたいぐらいだよ」
おっと、セディのヤンデレ発言が出ました。
これさえなければ、とってもいい恋人なんですけれどね。
「これはこれは、まるで天使みたいだね」
「美しいわロッテ」
「まぁまぁ。随分綺麗になりましたねぇ」
それぞれが褒め言葉を贈ってくれました。
セディにエスコートされて、いざオペラ会場へ!
『君に捧ぐ百本の薔薇』はオペラや舞台、本や歌になって、いまや王都中に流行しています。
凛々しくも可憐な公爵令嬢と、優しくて聡明な王太子殿下は今や国民的アイドルになりました。
オペラや舞台の予約は3ヶ月待ちですし、ひそかにプレミアムチケットが出ています。
リリアナ姫が好んでつけるというリボンは、王都中の女の子が1本は持っているんですよ。
リリアナクッキーとか、王太子ビスケットまで販売されてます。
もはや王太子殿下とリリアナ姫は風と光の王国のスターといってもいいでしょう。
大成功ですよね。
そのはずなのですが……。
さっきからリリーがすっごい顔でこっちを睨んでいるんですけど。
「犯人はあなたね、シャーロット!」
ビシッと音がしたんじゃないかというぐらい勢いよくリリーは私を指さしました。
えっと。
たぶん人を指さすのってマナー違反ですよね。
ねぇ、リリアナさん?
「いったいどうしたというのよリリアナ。ちゃんとリリーと王太子殿下とは政略で婚約したんじゃなくて、相思相愛なんだって、みんなわかったでしょう。いまさら新興貴族の入り込む余地なんてないじゃありませんか」
リリアナはすっかり疲れ切ったような顔をして、椅子に座り込むとお茶を注文しました。
「平気な顔をしていられるのも、少しの間よ、ロッテ。次回作は『青銀の乙女と魔術師』らしいから」
なんですと!
「いったいどうゆうことなのよ。リリー。なんで私が巻き込まれなければいけないの?」
私が許したのは、親友としてのちょっとしたエピソードと、無料のおまけに使うプロマイドだけの筈ですが。
「あなたねぇ。私の人気、知ってるんでしょう。その私の親友の青銀の姫のことを、もっと知りたいって問い合わせが殺到したんですってよ。ざまぁみろってところよね」
リリアナはすっかりやさぐれてしまっています。
いったいどうしたというんでしょうか?
どうやら王太子と2人でいるだけで人々から熱い視線が集まりますし、公爵家の館の周りにもリリーのファンが詰めかけて、一目でいいからリリーを見ようと集まっているらしいのです。
いくらなんでもプライバシーがなさすぎるし、うっかり外にも出られないというのが、もっかのリリーの悩みなのでした。
「それは、ちょっと。いえ、かなり大変みたいなんだけれど、王太子で殿下はなんとおっしゃっているのかしら?」
先ずは王太子殿下のご意向が大事ですよね。
もしかして怒ってしまったとか?
「殿下は……。かなり喜んでらっしゃいますわ」
「じゃぁ。リリーがちょっとばかり困ったってだけね」
うっかりそんなことを言ったので、またもやリリーに叱られてしまいます。
もともとリリーって高位貴族の令嬢なのに、目立つことが苦手だったなんて言い出すんです。
「ごめんなさいね。リリー」
私が謝ったので、リリーも許してくれました。
人気があるのは悪いことではありませんものね。
「でも知らないわよ、ロッテ。次回作が出たら、あなたも追い回されることになるわ」
「それって、とめることって出来ないのかなぁ。だって私の場合ほら、色々と困ったことになりそうじゃない?」
本当に色々ばれちゃってもいいんでしょうか?
せっかくみんなで、見ないふりをしてくれているっていうのに。
「そのことなんだけど、次回作に色々仕込もうってしてるのは、どうやら王家の意向もあるみたいなのよ。今回の件で人気のなかった王太子殿下がすっかり盛り返したでしょう? 今や王太子=慈悲深い賢者ってイメージだもの」
うんうん。
前の馬鹿王子から思いっきりイメージチェンジしたわよね。
「それと私と何の関係があるの?」
私は王家とは何の関係もありません。
次期王妃のリリーとは仲良しだけれどもね。
「それはやっぱり異界渡りの姫伝説でしょ。風と光の王国には、異界渡りの姫君がいるってことを広めることで民の信頼を確かなものにしたいのよね」
嫌だなぁ。
そんなこと。
今はみんな知っていても知らんぷりしてくれているけれど、これがおおやけになったらどうなるんだろう?
変な目で見られないかなぁ。
まるでパンダみたいな珍獣扱いとかになったら……。
私がすっかり黙り込んでしまったので、リリーが心配そうに慰めてくれました。
「大丈夫よ。私だってなんとかなってるんだもの。そのうちみんな飽きるってば」
そうして『青銀の乙女と魔術師』が上演されたあと、何が起きたと思います?
うん。
すっごい勢いで青銀の色のかつらや染粉が流行しました。
今や王都の半分は青銀の髪っていってもいいぐらいです。
菫色の瞳なんてぱっと見はわからないから、かえって私は目立たなくなったんですよ。
確かに青銀の乙女は凄い人気みたいだけれど、私の生活にはまったく変化がありません。
お母さまが、午前中は勉強、午後は貴婦人見習いというペースを崩させなかったからです。
公爵家には嵐のように私への招待状が舞い込んでいましたし、館の周りは多くの見物客でにぎわいましたが、館の中は静寂を保っています。
私はお母さまのすばらしさを再認識しました。
セディが犯人とはいえ、こんな素敵なご婦人から学べるチャンスを貰えたのはラッキーですね。
こうして世間がリリーの人気や、異界渡りの姫の話で持ち切りになっても、私は自分の学びに集中していました。
それにお兄さまである宰相閣下が積極的に壁外から優秀な人材を取り込みはじめて、実力さえあれば私財を投じて戸籍を買い与えたので、それを真似する人たちも増えてきました。
そのため壁外にいる人々にも、風と光の王国への信頼というか絆というものも生まれ始めていたのです。
その結果を見れば少しばかり出自が知られたことくらい、たいしたことではないと思えるのでした。
「ロッテ、今流行の『青銀の乙女と魔術師』のオペラを見に行かないか?」
セディがそう言って観劇に誘ってくれます。
驚いて私はお母さまを振り返りました。
「ええ、よく頑張ったわねロッテ。そろそろ社交界にでても大丈夫よ。この私が仕込んだんですからね。けれど最初だから、私たちも一緒にいくわ。困った時にはにっこりとしていれば、私の方でさばいてあげるから安心しなさい」
やったぁ!
とうとうお母さまからお許しが出ましたよ。
この館にきておよそ半年。
公爵家でのお茶会や晩餐会に出席する以外には、一切公的な場所に出るお許しがでなかったのに。
ちゃんと貴族の娘らしく振る舞えるようになったみたいですね。
それに貴族年鑑もしっかり覚えたし、ミリーのおかげで実際は……の話もしっかり頭に入れています。
ほのめかし、とか目くばせとかの上級テクニックはおぼつかないけれども、ある程度貴族が読んでいるべき本の有名なセリフも暗唱できるようになりました。
これでまずまずなんとかぎりぎり会話にもついていける筈です。
本当にここまで長かった。
ただ、それらしく見えるのと本物は違います。
それさえちゃんと自戒していれば、お母さまの顔を潰すことにはならないでしょう。
「ミリー、ミリー。私オペラに行くのよ。付き添いをお願いするわね」
私があんまりはしゃぐので、ミリーが少しお小言をいいました。
「そうですねぇ。そう言えば伯爵家のアンリエッタ嬢は、オペラではしゃぎすぎて自分のブースを間違えてしまったんですのよ。そのブースというのがほら、うるさ型で有名な侯爵家の……」
いいの、いいのよ、ミリー。
ドジな伯爵令嬢も、陰気で意地悪な侯爵家の老婦人の話も知ったことではないわ。
だって私はオペラに行くんですからね。
「ベッキー、ジャンヌ。オペラに行くの。準備しましょ」
バタバタと駆け上がっていくロッテを見て、公爵夫人が自分の判断に疑問を抱いた、というのはロッテには内緒の話です。
今やロッテは社交界の場であるオペラ座に行けるっていうので、もう夢中なんですからね。
私は青銀の髪を結い上げて、所々に青いサファイヤの小さな飾りがついたピンを止めました。
そのせいでつややかな青銀の髪に、ちらちらと青い光が反射します。
ローブはスクエアカットの襟元に、サファイヤとアメジストでできたネックレスを飾ります。
ローブはシンプルスタイルですが、柔らかいオーガンジーがスカート部分に幾重にも重ねられています。
ですから身動きした時に綺麗にみえるはずです。
ブルーのドレスと同じ布で作られた靴もうまく足に馴染んでくれましたから、靴擦れなどの心配はなさそうです。
じつはこの靴やドレスは、時々着てみながら身体に馴染ませてきたんです。
いきなりドレスを着て、まるで借り着みたいになるのは嫌でしたからね。
そのかいあって、ドレスもしっとりとなじんでくれます。
初めてこのドレスに袖を通した時には、なんとなくドレスの格に負けていたんですが、今はキッチリと着こなせています。
ようし。
完璧ですね。
ゆっくりとお嬢様らしく階段を降りていくと、お父さま、お母さま、セディ、ミリーがにこやかに迎えてくれました。
「きれいだよロッテ。素晴らしい! このまま閉じ込めてしまいたいぐらいだよ」
おっと、セディのヤンデレ発言が出ました。
これさえなければ、とってもいい恋人なんですけれどね。
「これはこれは、まるで天使みたいだね」
「美しいわロッテ」
「まぁまぁ。随分綺麗になりましたねぇ」
それぞれが褒め言葉を贈ってくれました。
セディにエスコートされて、いざオペラ会場へ!
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
521
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる