水曜日のライトフレンズ
アンサンブル部に所属する高円寺有紗は、水曜日の朝、決まって屋上でクラスメートの京本和也と出会う。
和也は水曜日だけ、ひとことも声を発することなく、黙々と読書に没頭していた。
その理由が気になって仕方なかった有紗は、ある日、和也が水曜日に「深層の令嬢」と蜜月の時間を過ごしているという噂を耳にする。意を決し、放課後に彼の後をつけることにした。
そこで目にしたのは、白杖を手にしたひとりの少女だった。和也はその少女の手を取り、優し気な表情で寄り添っていた。
少女が和也を縛りつけているのではないかと感じた有紗は、同級生の男子と手を組み、少女の家へと乗り込んでいく。
和也の背にのしかかる十字架の重さを、何ひとつ知らないままに。
これは、まだ輪郭のないふたりが綴る、罪と友情と希望の物語――。
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