天使がいない街 ―東京怪異譚―
人の悪意や嫉妬が「怪異」へと変わる、現代東京。
人の痛みを和らげる力を持つ少年・逢坂真白は、心優しいカウンセラーとして人々を救っていた。
その兄・逢坂御影は、倒した怪異の命を喰らい、力を奪う異能者。自らも「化け物」と蔑まれながら、夜の街で怪異を狩り続けている。
だが、街で相次ぐ怪物化事件の被害者たちには、ひとつの共通点があった。
彼らは皆、真白と出会っていたのだ。
優しい弟は、本当に人を救っているのか。
それとも――怪物を生み出しているのか。
信じたい想いと、暴かれていく真実。
最愛の弟を追う先で、御影はあまりにも残酷な現実と向き合うことになる。
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