魂こそが勇者である

かつてヒト族と悪魔族の戦争があった。

ヒト族は勇者、悪魔族は魔王と呼ばれる存在が、最前線に立ち、各々の勢力の覇権をかけて戦った。

争いは苛烈を極め、双方の陣営ともに深い傷を負った。

そして、月日は流れ……。

かつて世界を二分した大戦の記憶は、人々の日常から次第に薄れていった。

人々は平和な生活を謳歌し、戦争は過去の物語として語られるようになった。

だが、その平和の裏側で。

とある王国の地下牢には、一人の青年、レナードが囚われていた。

そんな、死を待つばかりであったレナードの元に、黒装束の女が降り立つ。

彼女はかつてレナードが助けた、悪魔族の子供にそっくりであった……。


これは、世界の真実に迫る、

ーーーーーヒトと悪魔の物語。
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