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4話

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剣技の練習を終えた時より更に汗を増している王子。心の中で思うことすら不敬だが、さっきまで甘えて舐めて貰っていた方とは思えない程怪しく笑っている。
「いっぱい虐めてあげるね?」
そう言われた俺は、両手を頭の後ろで組み、足を大きく開いて立っている。丸腰どころか全裸でこれでは、騎士としてはかなり心許ないのに、目隠しまでさせられているのだ。
「そんな無防備な格好で大丈夫?全部見えちゃってるよ?」
耳元で王子の声が聞こえた。急に話し掛けて、ちょっと驚かせたかったんだろうけど、気配でだいたいわかりますって言ったら怒るだろうなぁ。
「ふふ、触るとビクビクして、可愛い」
頬を軽く撫でられてビクつく俺に、笑いながらその手を耳に持っていき、中を愛撫するように優しく撫でるアルベルト様。脇腹から真っ直ぐそこへ舌が這う。しかし直前で王子は離れ、俺のモノの先へ息を吹きかけた。
「ふー」
「んっ」
「可愛い声。もっと虐めて欲しいの?」
「くっ!?」
玉を触られたと思ったけど、違う、これは、足だ。足先で遊ぶように、両方の玉を転がされている。
「どう?大切な場所、こんな風にされて気持ち良いわけないよね?」
「ふぉっ」
今度は根元から裏筋に沿って上まで。そしてそこから、足底がしっかりと俺のモノを覆う。
「踏んで欲しい?」
楽しそうに言う王子。俺が黙っていると、王子はそっと足に力を入れる。
「ほら、もっと踏んで欲しかったら、踏み易くしなよ。そこに、大の字で寝て」
言われるままに地面に寝転び、両手と両足を広げる。するとまた王子の足が俺のそこを踏み付ける。
「うっ」
「あれぇ?足で踏まれてるのに硬くなってるよ?あんなに格好良くて強い騎士のジェイクが、チンポ踏まれて喜ぶわけ無いよね?」
「くふっ、ふぅ」
グッグッと力を入れられ、我慢出来ずに声が漏れる。汗を掻いた王子の足が、ピタッと引っ付いて。
「んくぅ!」
「どう?足で擦られても気持ち良いの?変態だね」
まただ。雑に扱われるのが何故か妙に興奮する。ああ、また完全に王子のペースに。
「こっちも気持ち良いのかな?」
「ふっ!?」
今度は玉を軽く踏まれる。
「やだなぁ、潰さないよ。怖い?ねえ?」
「うっ!うっ!」
何度も勢いを付けては軽く踏むを繰り返す王子。俺は完全に玩具にされ、踏まれる度に鼻息荒く怯えている。
「ごめんごめん。変態のジェイクはこっちの方が好きなんだよね?」
「はっ」
今度はまた棒の先から力を込めて踏まれていく。そして、王子は意地悪に笑いながら言った。
「王子である僕の足を、こんな汚い液で汚して良いと思ってるの?ねえ?」
「くはっ!うぅ」
「ぷっ!あはは!泣きそうな声!ねえ、自分で動かしてよ。僕疲れちゃったからさ?」
足を固定した王子は、きっと今俺を見下しているのだろう。そう思うと更に俺のモノは硬さを増していく。そして俺は浅ましくも、アルベルト様のおみ足に擦り付けるように、腰を無様に上下する。
「ほらほら、もっと速く!あはは!気持ち良いならもっと声出してよ!」
「んっ!くはっ!はぁ!あぁ!うぐっ!うううぅ!」
「凄い、凄い凄い!足にも伝わってるよ?エッチなのがドクドクって出そうな感じ!ほら!頑張れ!足で踏まれて気持ち良くなる変態チンポ!あはは!僕の足に擦り付けていっちゃえ!」
「くっ!うううう!かっ!はっ!」
ドクドクと、それが出た瞬間に、俺のモノは強く踏み潰される。
「ほらほら、お礼は?」
「あ、くふぅ、変態チンポを踏み潰してくれて、ありがとうございます」
「あははは!ねえ、ほら、ジェイク」
気配でわかってしまうのだ。今王子がなにをしようとしているのか。そして、それをされた俺が、どうするのかも、答えは出ている。
「これ、舐めて?」
俺の精子で汚れた王子の足が、俺の顔の上に持ってこられた。そして俺は、ゆっくりと舌を出し。
「あ、あぁ、はぁはぁ、れろ、れろ、はぁ」
「ふふ、くすぐったい。ねえジェイク、悔しい?恥ずかしい?それとも?」
あぁ、アルベルト様。俺は。
「良いよ、返事なんて。ゆっくり舐めて?だってわかってるもん。ね?」
王子には見えているだろう。足を舐めながら、また自分のモノを大きくしているのが。
「自分でしろ、良いって言うまで手を止めるな」
「ふぐっ!」
さっき射精したばかりで敏感なそれを、命令通り遠慮なく扱く。オカズは自分の精子で汚れた王子の足底だ。
「ほらほら!もっと速く!」
「はぁはぁ、チュッ、チュジュッ」
味わうように、足の裏から指まで丁寧に舐める。そして俺は。
「ああぅ!」
すぐに2回目を吐き出した。
「あーあ、早過ぎ。あ、駄目でしょ?手、動かして」
「くっ!うう!」
射精しても止めることを許されない手。
「良いって言うまで動かしてね?いつか潮吹き出来るようになるまで特訓するんだから。あはは!」
たとえ王子とはいえ、10近くも年下の男に好きなように遊ばれ、それなのに俺は、俺は。
「くふぅ、はぁ、はぁ」
「仕方ないなぁ、じゃあ今日はここまで。ちゃんと片付けてから、記憶を無くして部屋に戻ってきてね?」
なんで俺はこんなにも興奮してしまうんだろう。
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