ノー・ウォリーズ

H.Honjo

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2、ベンのアトリエ

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 初めて登校した学校は無機質に見えて見慣れない。白い校舎はのっぺらぼうのように表情が伺えず不気味だったのを覚えている。両親の知り合いから譲り受けたお古の制服を着て、別人になった気分で登校初日を迎えたシェーンだった。クラスメートの面々が、チラチラと転校生を盗み見て友達と意味ありげな視線を交わす。それすらも、実感が湧かない別人の人生のように十五歳のシェーンは感じていた。そんな日々も数日も経てば落ち着きを見せ、シェーンはその学校の生徒として馴染み始めていた。

「君、転校生だよね?」

「そうだけど?」

 階段を降りていると後ろから声を掛けられて、シェーンは声がした方を振り返った。同じクラスに居たかもしれない少年がひとり立っていた。

「さっきのアートの授業で一緒のウィリアムだ」

 アートのクラスは、消去法で選択したようなものだった。二十人くらいのクラス規模だったがウィリアムと名乗る少年の顔は覚えていなかった。

「俺も今年度に転校してきたんだ。よろしく。それで、君が良ければアートクラブに来ないか?」

 アートクラブと言うのは、放課後に校内の希望者だけが集まって好き好きに作品作りをするクラブ活動だとウィリアムが教えてくれた。

「いいけど」

その日は以前住んでいた町でもやっていたテニスクラブを覗きに行こうと思っていたのだが、誘われるままアートクラブへ見学に行くことになった。室内へ入ると、アートクラブのリーダーを務めていたベンと、副リーダーのトミーが出迎えてくれて、その場にいたメンバーに紹介してくれる。ウィリアムは他の学生と二人で油絵を共同制作しているんだと自慢げに話した。実際に、その油絵は大作となる予定で、サイズの関係で教室には収まらないためホールの隅を借りて作業をしているのだそうだ。その作品を最後に、大学入試準備に打ち込むのだとウィリアムはどこか遠くを見ながら話していた。

後々気付いたことなのだが、ウィリアムはほとんどの教科で成績優秀で、唯一体育だけが平均値で他は学年のトップに居た。そして天は二物を与えるとはこのことかと言うほどに、ウィリアムの見た目は整っていた。涼し気なかんばせに意思のある眉、探求心の強そうな鋭い瞳が印象的な青年だった。実際、ウィリアムは黙っていれば女子生徒に人気だった。それでも彼の周りに取り巻きが居ることは無かった。それはウィリアムの性格によるところがあったのだ。

 ウィリアムはテストのたびにクラス一位の成績を出すことが何度かあったが、いかに今回の出来が良くなかったかを嘆いたことがあったし、そのくせ出題内容にケチをつけることも少なからずあった。自己にも周囲にも求めるレベルが高すぎて周囲からの同情は得られず次第に孤立していった。

 それでも、シェーンはウィリアムに惹かれた。自分とどこか通じるところを感じたからかもしれない。そして、ウィリアムもシェーンとつるむようになっていた。ある日はウィリアムの知人のホームパーティに、ある日はロックのライブに、誘われれば用事が無い日は断らなかった。付き合いが深まるごとに、彼が厭世的でませていることが分かった。察しのいいウィリアムは世間と馴染めていない己を嘆いていたが、同時に世間に染まらなくてもいいのだと開き直るのだ。

 ウィリアムは優秀な学生という表向きでいながら、未成年であるにもかかわらず公然と飲酒と喫煙をしていた。ある意味では同級生たちからも周囲の大人からも一目置かれていた。シェーンも誘われるまま飲酒をし、煙草を吸った。パブに出向いて大人たちを言いくるめるのを楽しんだ後、シェーンと二人きりになった途端に自分がいかにダメな人間かを吐露する。優秀な彼に頼られ、時には不安定になる彼の弱い部分を晒されていると思っていたシェーンにとって彼は特別な存在になっていた。

そんな日々が続いたある日のこと。

「たばこ臭いわね」

 教会の集まりの帰りに母親から指摘されてシェーンはどきりとした。シェーンの両親は規律の厳格なキリスト教系の新興宗教の熱心な信者だった。シェーンは子供のころからその集会に連れていかれ、その教育を受けていた。それは時として苛烈に子供を戒め、彼らの人生を縛るものでもあった。それでも、それは時として悪いものではなかった。癇癪持ちの父親の家庭内暴力が宗教活動をしている間だけは落ち着いていたからだ。表向きの彼は、微笑みを絶やさず模範的な父親や夫を演じていた。幼年のころのシェーンは、両親が怒鳴り合う声の聞こえる隣の部屋で、神に救いを祈ったものだった。その健気な祈りも虚しく、根本的な救いは与えられることは無かった。
シェーンには姉と兄がいたが、姉は早々に結婚して家を出た。彼女はほとんど実家に戻っていない。兄は外資系企業に入社し今は国外にいるはずだ。はずだ、というのは兄とはもう十年以上連絡が取れていない。最後に聞いた話では、そうらしいということだけだった。シェーンの記憶には歳の離れた兄が一人、深夜早朝に勉強をしていた後姿が強く残っていた。早くここから遠くへ逃げたかったのだろう。末っ子のシェーンは子供ながらに散り散りになる一家を他人事のように見ていた。

 話は戻り、シェーンの飲酒喫煙の事実を知ったら、ただでは置かないことは容易に予想できることだった。歳を重ねるにつれ少なくなっているが、折檻は免れないだろう。シェーンの心と体には逃げようのない恐怖が植えつけられていた。それでも、ウィリアムとは距離を置かねばならないと分かってはいながらも、反比例するようにシェーンは強烈にウィリアムに惹かれていた。

「悪い友達とはお別れしなさい。分かっているわよね?」

「はい、母さん」

 母は満足げに笑い、お祈りしましょうと言った。ここで言う悪い友達と言うのはウィリアムを指している。別に、ウィリアムはシェーンを傷つけたことなどなかった。シェーンがウィリアムの何気ない言動で勝手に傷付いたことはあったとしても。シェーンはウィリアムに好意を抱き始めていたのだ。純粋培養で育てた息子をたぶらかしたと言う意味では、ウィリアムは母親にとって悪魔の手先のような存在かも知れない。息子を悪魔から救ってください、アーメン、と祈る母の声をぼんやりと聞きながらシェーンもアーメンと繰り返した。

 その夜、シェーンはウィリアムと一緒にベッドに居る夢を見た。シェーンは彼の肌を露わにして次々にキスを落とす夢だ。彼をどうしたいのか、自分がどう触れられたいのか、やりかたの仔細は分からなくとも欲望のまま体に触れる。シェーンの頭の中では、二人はもう一線を越えたのだ。同性愛が許されなくても、そのせいで地獄に落ちようとも構わないと、心が悲鳴を上げていた。

 翌日、シェーンは顔を出したアートクラブでベンに声を掛けられた。

「君にお願いがあるんだけど」

「何?」

「モデルをやってくれないか?」

「こういう奴なんだ。断っても良いんだぞ」

 トミーが面白そうに横から口を出した。

「そんなことか。ヌード以外なら良いよ」

 何も問題は無かったし、短い付き合いだがベンがアートに打ち込んでいる真面目な点をシェーンは一目置いていたのだ。それに、彼は母親が好きそうないわゆる品行方正な人間だったので断る理由は無かった。

 ベンのアトリエは、居住用の大きな邸宅の横に添えられるように立っていた。小さなコテージといった佇まいのそれは、外装をブロックで覆われており、窓付きのしっかりとした作りになっていた。昔、使用人が住んでいた部屋だとベンが教えてくれた。使用人がいたのかと驚くシェーンに、前の持ち主の話だと補足した。室内にはそこそこ年季が入ってはいるが現役の簡易キッチンやバスルームが付いていて、美術室と同じ様な匂いがした。半分物に占められている作業机や、椅子や、画材などが揃えられている壁一面の棚や乾燥棚、そんなもので部屋が埋まっていた。ベンが出窓の一枚を開けた。心地よい爽やかな風が室内を換気しはじめる。

「絵のこのとはよく分からないけど、君、画家を目指しているの?」

「第一志望はそうだけど、まだ分からない」

「アート以外の仕事をするっていうこと? 勿体ないよ」

「そう思う?」

 シェーンはホコリがキラキラと舞う室内に目をやった。一部の壁に立てかけられた作品群はベンがいかに時間を掛けてきたかが分かるものばかりだ。シェーンは素人ながらにベンが居る世界が難しい世界だと知っていたが、ベンがこれから数年はこの部屋で作業する姿が容易に想像できた。

 ふとレースのカーテン越しに人が過るのが見えた気がした後、ノックの音がした。

「ベン? お友達と一緒にお菓子はどう?」

 女性の声がして、ベンはドアを開けた。パリッとした綿素材のチュニックと動きやすそうなパンツスタイルの、足元は革靴を履いた上品な女性が白いバスケットを手に立っていた。若くはないが、立ち姿から新鮮な花の香りが薫ってくるような、そんな美しさがあった。

「ありがとう、母さん。最近転校してきたシェーンだ」

「あなたがシェーンね。ベンから聞いてるわ」

 シェーンははにかみながら挨拶をした。
 その日は、白いバスケットの中に入っていたラズベリーのタルトケーキを食べながらどんな本が好きかとか、どんな映画を観たかとか、そんな雑談をした。学年がひとつ上のベンとはアートクラブくらいでしか接点が無かったので、ちゃんと話したことは今回が初めてかもしれないとシェーンは思った。

 翌週、シェーンがアートクラブに顔を出すと、まずはトミーが声を掛けてきた。

「どうだった?」

「何の話?」

「ベンの家、行ったんだろう? 大豪邸だったろう?」

「ああ、そうだったと思う」

「ベンの親父さんはね、元貴族で」

「はいそこまで」

 遮ったのは、いつの間にか背後に立っていたベン本人だった。目配せで促されてトミーは自分の作業机へ戻っていった。

 ベンはシェーンの手元を覗き込んだ。シェーンはアートクラブに出入りするようになってから、手回しろくろで粘土をいじっている。『てびねり』という手法の、ひも状の粘土を重ね合わせて器にしていく地味で単調な作業が、シェーンには密かな癒しの時間になっていた。焼成できる設備や道具が一通りは揃っているとのことで、陶芸をやっている生徒が他にも数名いたのが幸いしてシェーンは見よう見まねで作品を作っていた。

「母さんがさ。シェーンのこと、気に入ってたよ。礼儀正しくて良い子そうだって褒めてた。またおいでって」

 にっこり笑うベンのその表情に、彼女の面影があるとシェーンは感じた。
シェーンは、善良な人として振る舞うよう子供のころから教育されてきていたので普段通り振る舞っていただけだったが、それが功を奏したようだ。褒められても真に受けがたく、ウィリアムに会いたいと衝動的に思った。そのウィリアムは、油絵の制作が佳境に入っているらしくクラブの活動の場に顔を出すことは少なくなっていた。そのウィリアムが、話があるといってシェーンを呼び出したのはその日の帰りのこと。

「どうしたの? 話って」

 二人きりになるとウィリアムが言いにくそうに頭を掻いた。言わなくても相手の緊張が伝わり、シェーンも緊張する。

「実は、カリグラフィのクラスの子に好きだって言われた。どうしよう、俺」

 期待が無かったと言えば嘘になる。困惑しながらも明らかに嬉しそうなウィリアムの声音に、自分の恋が終わったことを認める他なかった。

「誰?」

「アヤ」

「いいんじゃないかな? 僕もその子は知ってる」

 笑顔が可愛い、ちょっとオタクっぽい感じの個性的な女の子を思い浮かべて頷いた。

「そうだな。そうだよな。ああ、シェーン、また聞いてくれる?」

「もちろん」

 一日に二回も気持ちとは非連動する自分の表情に感謝したことは無かった。なんのことはない。ウィリアムの相手になれなかっただけだ。彼は女の子が好きだと言うのは、友達として付き合い始めた当初から分かっていたことだったのに、勝手に淡い期待を持っていたのは自分だ。その背中を押しながら伝わる感触に、いまだやましさを感じてしまうシェーンの心の中は、その表情とは裏腹に嵐が吹き荒れていた。

 暖かい午後の日差しに包まれた部屋。カリカリと紙の上で削られる芯の音だけが聞こえる。ここ数日しっかりと眠れなかったシェーンはうとうととしながら窓の向こうの緑を瞳に映していた。目を閉じて、また開く。その一瞬で辺りは影が差していた。

「いま何時!?」

 飛び起きた勢いで身体に掛けられたタオルケットが床に落ちた。それを拾う余裕もなく、シェーンは時計を探すが、この部屋に時計が置いてあるのを見たことが無かった。

「八時前だな。親御さんが心配するだろうからそろそろ起こそうと思っていたところだった。腹が減っていたら、そこにサンドイッチがあるから好きに食ってくれ」
 
 確かに、ベンが指さすところにもう数回見たことがある白いバスケットが置かれ、食事が広げてあった。きっと、エレインさんが用意してくれたものだろう。が、シェーンはごめんと一言叫ぶように言うと、コテージを飛び出した。驚いたようなベンの声がシェーンを呼ぶがそれを背に、敷地を駆け抜け自宅へ急いだ。
 
 その日をきっかけにベンとは疎遠になっていた。デッサンも途中だったんじゃないかと今では思う。


 
 約十年ぶりのその建物の外観はほとんど変わってはいなかった。改修したらしい場所や外装を塗り替えたりしたところなどが見受けられるが、不思議と元々の部分と馴染んでいた。歩道まで出ていたベンと二人して玄関から入ると、ベンの母が迎えに出てくれていた。記憶に朧にある面影よりは歳を重ねていたが、細身のその背筋が通った佇まいは相変わらず品があった。笑顔でこちらを見あげていたが、突然仲良くなり、突然仲違いしたように親からは見えたであろう二人の関係は、親心としては良いものとは思えないはずだ。シェーンは申し訳なさもあり、挨拶もそこそこにベンを促した。

 昔のやり方の通り、大きな邸宅を横から回る。庭に相変わらずの姿で佇むコテージはシェーンの記憶のままのものだった。しかし、少しばかり小さく見えるのはやはり自分が大人になったからだろうと、時の経過を感じた。

「さ、入ってくれ」

 一歩足を踏み入れたその室内は、懐かしさはありつつも、こんな感じだっただろうかという違和感もあった。シェーンが入口付近で突っ立っていると、ベンが内装をリフォームしていることを教えてくれた。あの当時にはあった年季のはいったキッチンはもう別物になっていて、入れ替えられたそれも使い込まれた感じがあった。

 大き目の作業テーブルの椅子を勧められるままに座り、ベンが簡易キッチンから紅茶を出してくれるのに任せ、シェーンは室内に置かれた完成品や作成中と思われる作品の一つ一つに目をやった。

「気に入ったのはあった?」

 突然、近くから声が聞こえてびくりと体を揺らしたシェーンは、ドキドキとする胸を押さえながらも指さした。そして、別のものもいくつか指さす。

「どれも、すごい。けど、昔と作風が変わったんだな。完成度も高い。まぁ、そりゃあ学生とは違うよな」

「作風が変わった? どんなふうに?」

 一歩下がって隣に腰かけたベンはシェーンに体を向けて話を聞く姿勢になった。そんな態度は、懐かしくもあり、新鮮にも感じた。シェーンの知っているベンは、十代の短期間のものだけだったのだ。急に落ち着かない気持ちになり、シェーンはベンの淹れてくれた紅茶を口に運んだ。これは、懐かしい味がした。

「昔は……、空想の世界とか好きだったよな。空想の国や街をよく描いていた」

「懐かしいな。覚えてくれていたんだ」

「まぁ、ね。それで、見せたい作品っていうのはどれ?」

 ベンのまっすぐな視線に耐えかねてシェーンは聞いた。ベンはにこりと微笑むと、マグカップを机に戻し、ゆっくり立ちが立った。先ほどから存在感を示していたイーゼルに近づくと、かけていた布を丁寧に捲った。
シェーンは露わにされた絵に息を飲んだ。

「十六の時にこれで大き目の賞を一つ貰った。そのおかげで、この道を続ける決意を新たにしたんだ」

「これって」

「さすがに気付くよね。モデルは君」

 背中に羽の生えた人間は色とりどりに彩られ、人間と言うよりは神獣のような表現がされている。が、この顔は自分だと、シェーンにも分かった。すごいな、と呟くのが聞こえたらしく、ベンが緊張した口調で切り出した。

「勝手に使ってしまってごめん。君と会えなくなってしまってからしばらく描けなかったんだけど、絵の先生に勧められて完成させたんだ。こうやって君に披露できる日が来るなんて、巡り合わせだよね」

「その節は、すまなかった」

「君のことを問い詰めたくて呼んだんじゃない。あの時、何があったのか自分でもよく整理できていないんだ。夢だったんじゃないかと思ったこともあるけど、現実に絵はたくさん残っていた。けど、いつか話してくれると嬉しい」

 ベンは手に取ったマグカップを口に運ぼうとしてやめた。

「先日は聞きそびれてしまったけど、君はしばらくこちらにいるの? 長期休暇かい? 仕事の方は今、何しているんだ?」

「そのことなんだけど、俺、仕事を辞めたばかりなんだ」

「そうだったのか。独立の為とか?」

「独立か……。正直言うと、人間関係が上手くいかなくなった。職場の異動があったんだが、異動先の上司と揉めて。もう、我慢の限界で逃げるように辞めたっていう話」

 もっと本当のところを言うと、廃人寸前まで追い込まれたと言った方が正しいが、再会して間もない彼に言う話ではないとそこは伏せた。睡眠も食事もままならなくなってしまったあの時のことは回復した今でも思い出すのは辛い。

 退職したことを打ち明けたのはロンドンの友人以外で彼が初めてだった。家族にも詳細は話していない。ほとんど他人の旧友に打ち明けるのは思っていたよりも緊張して声が震えた。手元のマグカップを弄び、ことの顛末を説明する間も、ベンがどんな反応を示すか怖かった。無職の自分が他人からどう見えるのか、自分の思っている通りなのではないかと目の当たりにすることが怖かったのだ。が、黙って聞いていたベンはしばしの沈黙を置いて、意外なことを提案した。

「ちょうどよかった! あ、無神経なことを言った。ごめん。でももしよければ、来週、一緒にスペインに行かないか? ちょうど友達と休暇を過ごす予定だったんだけど……、ああ、心配しなくていい。皆、大学のころからの仲なんだ。良いやつらだよ。それに、すごく良いところなんだ。リフレッシュになると思う。こんな長期休暇は滅多にないだろう? どうかな?」

 こんな暑い時期にスペインへ行くなんて想像しただけで喉が渇くし皮膚がひりつくが、それはいいアイディアかもしれないとシェーンも思った。どうせ、ここイギリスも猛暑と乾燥が酷い。気分転換にもなるかもしれない。


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