幼馴染ふたりに溺愛されるヒロイン、の友人A
――彼らはきっと神々の寵愛を受けてこの世に生まれてきたのだ。
彼らはあまりにも完璧すぎて、現実味がなくなるから本当にここが戯曲の世界なんじゃないかと錯覚する。
あの子がヒロインで、彼女を愛する幼馴染たちとの複雑な恋模様を描く物語の世界だとすると、私はきっと名前もない『友人A』
そんな私に、残酷な役目を授けたのは彼女を溺愛する『彼』だった。
彼女に向けられる悪意を逸らすための生贄になれと彼は言う。
逃れられない牢獄のような学校で虐げられ続ける私に、救いの手を差し伸べてくれたのは―――
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