あらあらうふふ小説一覧

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目を細めて頬に手を当てながら、「あらあら〜」とか「うふふ〜」とか「もぅ、しょうがないわねぇ〜」なんて優しく囁いてくれるおっとりふわふわお姉さんキャラのバブみはエグい。 実年齢が上でなくても、ただ暖かく見守ってくれさえすれば、そこからは『オギャりの精神』を強制的に呼び起こしてしまう母性を撒き散らしてしまうものだ。 そんなバブみの塊に『お世話される』のは、普通の幸せ。 では、そんな属性持ちがポンコツで、逆に『お世話する』ことになったらどうか。 属性が化学反応を起こして消滅するだろうか。否だ。 可愛さ素敵さは減衰するだろうか。断じて否だ。 「あらあら〜うふふ〜。まったくもぉ〜しょうがないわねぇ〜。今日のご飯も全部焦がしちゃったわぁ〜。柊く〜ん、お姉ちゃんを助けてぇ〜。えーん」 うん、お姉ちゃんじゃないよね。むしろ誕生日俺より遅いよね。 しかも基本的にはなんでもかんでも不器用で、だいたいのことは結局俺が自分でやることになる。 「お姉さんぶろうとするおっとりゆるふわポンコツ同級生幼馴染」という属性の特盛り最強キャラをお嫁さんにもらってお世話ができる俺は、間違いなく世界で一番の幸せ者だ。 異論は認めるが俺のいないところでやっててくれたまへ。 ※小説家になろう様、アルファポリス様、カクヨム様で同時に投稿させていただいております。
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文字数 14,583 最終更新日 2021.09.14 登録日 2021.09.14
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