大渕小僧小説一覧

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むかしむかし、駿河の国の山の中の小さな村の出来事。 嫌われ者の「大渕小僧」は、悪戯をしたり、嘘をついたりして、いつも村人たちを困らせていた。 怒った村人たちは、小僧を捕まえて、よってたかって殴り殺してしまう。 それから次々に、小僧を殺した者たちが変死して行った。 小僧の祟りを恐れた村人たちは、祠を建て、小僧の霊を祀った。 それからは村は平和になったという・・・。 時が経ち、やがて小僧の話は忘れられ、村には貧しいながらも平穏な時間が流れていた。 みなしごの村娘ミコは、今日も小僧の祠にお参りし、村の平和を願う。 しかしはるか西の方、尾張の国からは、戦の機運が立ち上がっていた。 日ノ本の国で、未曽有の戦乱が、始まろうとしていた・・・。
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文字数 12,008 最終更新日 2022.02.25 登録日 2022.01.29
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