ラーメン二郎小説一覧

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やさしすぎて敵にトドメを刺せない少年ジーロ(14)は、当然だが勇者パーティーから追放されてしまった。 ジーロは仕方なく、ちょっとエロすぎる相棒の小魔獣ポコタンとともに帰途につく。 その道すがら、お腹がすいたジーロはつぶれかけの料理店に立ち寄った。 店主の老人は少しボケているらしく、「わしの前世はインスパイア系のラーメン店主だったが、あまりにも売れなくて自殺したんじゃ」と、わけのわからないことをいう。 腕力がない、魔法も使えない、やさしすぎる、の3拍子そろったジーロにも、たった1つだけ、料理がうまいという取り柄がある。 帰郷したジーロは、老人から渡されたレシピにしたがって料理を作ってみた。 老人の話では、前世では評判が悪かったものの、転生してから改良を重ねてレシピは完成しているということだが……。 試しに相棒のポコタンに食べさせたところ、「う……うますぎる! もっとくれ! もっと!」。 この料理には、どうやら尋常ではないレベルの中毒性があるようだ。 そんなとき、幼なじみの少女マドロラ(12)が涙を流しながら現れた。 両親が作った借金の返済ができず、マドロラは無理やり、金貸しのダイカーン(53)と結婚させられるというのだ。 悪徳高利貸しのダイカーンに立ち向かう、ジーロとポコタン。 だが、ダイカーンの背後には、さらなる巨悪が待ち受けていた……! いけ! ジーロ! 戦え! ジーロ! ラーメンとポコタンの力を駆使して!
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文字数 8,099 最終更新日 2022.11.18 登録日 2022.11.18
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