バイオナノマシン小説一覧

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少し先の未来。個人主義から派生した社会形態。すべては投票により決まる。 西暦20XX年。少し先の未来。 僕らは3歳を迎えると、AIが管理する専用端末が配布される。 そこからは、端末に従い生活をすることになる。 違反をすれば、違反ポイントが加算され、善行をすれば善行のポイントが加算される。 差がマイナスになれば、懲役も与えられる事がある。 このような世界になった出発点は、50年ほど前。 ユーラシアの大国が領有権を訴え次々と周りの国に対し攻撃を始めた。 世界は、それでも傍観し支援と経済制裁をと言っていたが、戦火は拡大。 要するに、領有権などは言い訳。 大国は、世界に覇権を求めていた。 統治と呼ばれる、属国化。 無論小国の中には、無条件で手を上げ白旗を振る者たちもいた。 だがその末路は、世に言う奴隷。 個人の権利はなく、医療、教育も放棄させられる。 ただの部品。 だがやがて、戦火は世界を包み込む。 いつしか北欧神話が引用され、「スルト(巨人)の放った炎が、世界を焼き尽くし」の文言から『ラグナロク』と呼ばれる。 半数の国々はなくなり、核により住めないところも多数。 これはミサイルもあるが、原発の暴走もある。 自国に、核ミサイルがなければ、原発に撃ち込めば一緒じゃないか。 そんなこんなで、十分寒冷化した頃。 世界的食糧難が進み、戦争は終わった。 だが、我が国日本では、粛正の嵐が巻き起こり、責任を追及する流れが発生。 これにより、政治家はいなくなり、意志決定はネットに繋がった端末により全員参加。 否定なら、明確な対案を明記する必要がある。 うまくいけば良いが、行かなければ最悪死刑まで量刑がある。 そう。責任は我が身で負えと言うこと。 無論賛成をしたものも。責任を負う。 パスができるのは、自身の事。および3親等内の家族に対する決定のみ。 それと、市民では無くなったとき。 死んだときと、犯罪者。懲役に変わる労働役。 個人端末は、ロックされる。 紛争地での、従軍と作業。 今俺はちょっとしたことで、従事中。 退屈で、危険な日々を送る。 ある日まで。 プロット作成中。 不定期更新。
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文字数 72,679 最終更新日 2023.07.31 登録日 2023.06.01
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